若い人を中心に、転職が当たり前となりつつあります。人生の新たなステップへ進む側からすると、「気持ちよく」退職したいと思う人が多いのでは? ただ、うまくいかないこともあるようです。

  • 退職時にもめたことはありますか? ※画像はイメージ

先日、Asukirinさん@がんばらない(@4sukirin3)さんが自身の退職時のエピソードをツイッターで紹介しました。ただ、そのやり取り、少々どころか、かなりブラックな印象です。

やめる時に呼び出されて
収入に不満があるなら食費を削ればいいだろ
うちには1日おにぎり1食で生活してる社員もいるって言ってきたの忘れられねえな
(@4sukirin3)より引用

この投稿には、「なんでそれがやばいことだって気付かないんだろう、」「それ、やめて良かったというか一ミリも引き留めになってないw」「辞める人に言う意味が分からない。給与交渉に来た人に言うならまだ分かるけど」「やめる人間に対して、何のために呼び出したんだ?」と行動や発言が意味不明という声や、「本当にこんな会社未だにある事が信じられないよな……言葉にしなくてもこんな考え持ってる人他にもいそうで怖い」など、ブラック企業の恐ろしさを改めて感じたという声があがっていました。

また、「俺が辞めた会社で言われてたのが給料が少ないって言うならバイトすればいいじゃんって社長が本気で言っててダメだこれって思った」「俺は後釜育てたらやめてもいいよって言われた 人入らんのにどうやって育てればいいの?ww」「私は『生命保険解約しなさい。』っていわれましたw」など、同じような対応を自分もされたという読者からのコメントもありました。

さらには、「補給線の途絶えた軍隊かな? もはや社員を人間扱いしていないですね」「なにその…パンがなければケーキを食べればいいじゃない、みたいなマリーアントワネット理論は」「ダイエット道場でしょうか」と、草不可避だという読者も多数いました。

違和感を持つなら考え直そう

令和になっても存続しているブラック企業。Asukirinさんに当時のエピソードを少し伺いました。

――ブラック偏差値高めな印象ですが、どんな職場だったのですか。

Asukirinさん: そこそこの企業規模となる、IT業界の会社でした。

――会社の雰囲気などはいかがでしたか。

Asukirinさん: そうですね、社員の「やりがい」を重視する風潮はあり、例えば有志による社内勉強会などはよく開催されていました。

――辞めたきっかけは何だったのですか?

Asukirinさん: やっぱり給料です。みなし残業込みの給与でしたが、普通に生活できる金額ではありませでした。あと、やたら終業後に半強制的な会社行事が多くて……。これは無理だなと感じました。

――もし、入社前の自分にアドバイスできるなら、何と伝えますか。

Asukirinさん: 周囲に頼れる人がたくさんいるから、条件面で納得できない会社に入るべきではない。違和感を持った場所では長続きしない。ですね。

こうしたブラック企業を少しでも減らしたい、と今回の取材に応じてくれたAsukirinさん。インターネットでさまざまな情報を探せますが、実際にその場で感じるものも大切なようです。