実家で当然のように食べていたレシピが、実は一般的なものではなかった!? 誰しもそんなカルチャーショックを一度は感じたことがあるかもしれません。

会社員であり、ライターやイベント企画も行う店長さん(@ten_cho_u)もその一人。「妻に怪訝な顔をされた」と、思わずツイートした内容が反響を呼んでいます。

おやつ代わりに実家に伝わる「とろろ昆布に醤油をかけて、お湯を注いだ汁」を飲んでたら妻にかなり怪訝な顔をされた(@ten_cho_uより引用)

  • (@ten_cho_uより引用)

この「とろろ昆布に醤油をかけて、お湯を注いだ汁」、店長さん曰く「妻に怪訝な顔をされた」とのことですが、「これむしろ『とろろ昆布の正統な食べ方』と思ってた」「えっこれメジャーな食べ方じゃないの??」「この用途以外でのとろろ昆布の用途を知らないです……」と驚きの声が寄せられています。

一方で、「食べた事はないがおいしそう」「Twitterってちょくちょく試すしかないようなレシピが流れてくる」と、"知らなかった派"のコメントも。

シンプルな飲み物ですが、アレンジを加える方も多いよう。引用リツイートやリプライで「我が家の汁」を紹介する声も多数投稿されています。「お醤油もいいんですが、麺つゆにするとほんのり甘くて塩辛さが和らぐので好きなんですー。カットわかめやかつお節、お麩入れたりもします」「苦手でなければ、梅干しいれても美味しいです」「うちの実家は醤油ではなく味噌を入れていた。簡易みそ汁」と、思わず試したくなるオプションが続々寄せられています。

この反応を受けた店長さんは、さらに「豪華版」も作られたよう。もはや「おやつ代わりの汁」ではなく「一品料理」と言えそうな具沢山ぶりです。

ご意見を参考に、豪華版を作ってみました
とろろ昆布、かつお節、ほぐした梅干し、鶏がらスープの素少々、味の素少々、お醤油少々

「平穏」の味がする……(@ten_cho_uより引用)

  • (@ten_cho_uより引用)

  • (@ten_cho_uより引用)

今回の投稿について、投稿者の店長さんにお話を伺いました。

――最初のシンプルな「とろろ昆布+醤油+お湯」で怪訝な顔をされた奥様ですが、「豪華版」の反応はいかがでしたか?

「元々得体が知れない汁だったけど、豪華版は余計に味の想像が付かなくなった」「けど美味しいものしか入ってないし、今度飲んでみてもいいかも」と言っていました。

――味知っている身としては「美味しそう!」という感想しかありませんが、飲んだことのない方にはさらに得体の知らない汁になりそうです……。

軽い気持ちでツイートしたので、ここまで多くの反応をいただけて正直ビックリです! 後ほどアンケートも取ったのですが、こういう汁を知っている/知らないでほぼ真っ二つに分かれたのも大変意外でした。

――「こういう汁ってご実家でありましたか?」という質問に、10.8万票の回答が寄せられていますが、「ほぼ同じものがあった」「似たようなのがあった」が52%に対して、「何じゃこりゃ」という回答は48%とほぼ二分されていました。

私は大阪出身なのですが、地域差や年代差があるのか? なども機会があれば調べてみたいです。


このツイートに対する反応を見ると、地域を問わず「知っている」とコメントがある様子。このシンプルな「汁」、さらに調べて見ると意外なルーツが見えてくるかもしれません。