俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)のメイキング映像【『るろうに剣心 最終章 The Final』 Road To Kenshin~スペシャルエディション~】が21日、公開された。

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和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。

2019年6月まで約7カ月以上に渡り、京都・奈良・滋賀・三重・ 兵庫・熊本・広島・栃木・埼玉・静岡など全国43カ所という大規模ロケを敢行し2作連続で撮影された本作。その中で、佐藤健を中心としたキャストたちがこれまでの10年の積み重ねを凝縮させて完成したメイキング映像「Road To Kenshin」(佐藤健公式You Tubeチャンネルで配信中)から、『The Final』の撮影の日々をまとめたメイキング映像【『るろうに剣心 最終章 The Final』Road To Kenshin~スペシャルエディション~】が公開となった。

2018年11月、シリーズお馴染みの赤べこでの撮影からクランクインとなった神谷道場メンバー の和やかなシーンから撮影がスタートした『The Final』について、「これまでで一番難しい撮影になる」と語っていた佐藤は撮影の2カ月前からトレーニングを開始。前作から5年の歳月が空いた本作の撮影だったが、トレーニングを経て、徐々に佐藤の体に緋村剣心が呼び起こされていく。佐藤が今回過去最高のものを作り上げようと挑んだアクションシーンには、監督も邦画史上最大のスケールの舞台を用意し、細かいところにもこだわりを見せながら1カット1カット撮影を進めていく。佐藤の魂のアクションには、アクション監督の谷垣健治率いるアクションチームから驚きの声が上がる場面も。

そして、本作で剣心の前に立ちはだかるシリーズ最恐の敵・雪代縁役の新田真剣佑もクランクインし、当初「自身の縁が想像できなかった」と語る新田に対して、佐藤は「期待を裏切らない存在感を現場で感じていた」と語る。『るろうに剣心』オールスターズも撮影に合流し、より濃密になっていく撮影の日々が映し出され、撮影中盤の縁軍が東京を襲撃するシーンでは、実際に櫓を爆破するなど本物に拘り、500本以上のプロパンガスを使用するなど規格外のセットで撮影された。過去のシリーズでも披露された剣心の屋根走りや代名詞でもあるドリフトシーンは、佐藤をはじめ、スタッフ全員が一丸となって挑み本作ではさらにアップグレードさせている。

そんな全力で挑んでいる撮影中にも、佐藤はクライマックスに向けた多数の敵を相手にするシーンのトレーニングも実施。その中で佐藤が自ら出したアクションのアイデアは実際に本編に採用された。「現場にいたくてしょうがない、幸せの日々だった」と語るアクションシーンの撮影もついにクライマックスとなり、数々のアクションシーンをこなしてきた佐藤をもってしても、「手数が多すぎる」と話す、剣心VS縁のラストバトル撮影の様子も映像にとらえられた。

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