東京2020組織委員会では、持続可能性に配慮した運営計画第二版において、大会運営電力100%再生可能エネルギー(以下、再エネ)化という目標を掲げ、東京2020ゴールドパートナー(電気供給)であるENEOSと電気需給契約の締結を進めるなど、再エネ目標の達成に向けた準備を行ってきた。その結果、ENEOSが競技会場等の大会施設に供給する、大会運営時の電気については、全て再エネ電気を受電することをこの度発表した。

今回同社から調達する再エネ電気の発電源は、国内の建設廃材や剪定枝を活用する木質バイオマス発電施設と福島県内の太陽光発電施設。福島県では、復興計画において、再生可能エネルギーの導入を強く推し進めており、2020大会では、再エネ電気の利用を通じて、被災地の復興を後押ししていくという。

この取り組みとして、BMX フリースタイル・BMX レーシングおよびスケートボード競技が行われる有明アーバンスポーツパーク会場においては、大会期間中はすべて福島県産の再エネ電気で運営する予定とのこと。

組織委員会では、今後、大会時に使用する電気のうち、ENEOS以外から供給される電気については、グリーン証書を準備するなど、引き続き、再エネ電気100%の目標達成に向けて、取り組みを進めていくという。