女優の清原果耶がヒロインを務めるNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)が、17日にスタートする。2015年度後期『あさが来た』、2019年度前期『なつぞら』に続き、3度目の朝ドラ出演でヒロインに抜てきされた清原にインタビューし、出演が決定したときの心境、過去2回の朝ドラ出演で学んだこと、役作りや共演者の印象など、話を聞いた。
連続テレビ小説第104作となる『おかえりモネ』は、“海の町”宮城県・気仙沼に生まれ育ち、“森の町”同・登米で青春を送るヒロイン・永浦百音(清原)が、気象予報の仕事を通じて人々に幸せな未来を届けていく希望の物語。『透明なゆりかご』『サギデカ』で知られる安達奈緒子氏の脚本によるオリジナル作品で、現代を舞台に描く。
――3度目の朝ドラ出演でヒロインに。決まった時の心境を教えてください。
私の芝居の原点が『あさが来た』で、『なつぞら』でもう一度朝ドラに帰ってこられたときもうれしかったですが、それ以上に今回、ヒロインとして『おかえりモネ』に参加できることがすごくうれしかったです。マネージャーさんや会社の人、家族、親しい人たちもみんな喜んでくれて応援してくれたので、やってきてよかったなと思いました。
――改めて感じている朝ドラの魅力を教えてください。
毎朝放送されるドラマなので、一緒に物語を進んでいくのをより身近に感じながら作品を観られるというのが魅力だなと思います。
――これまでの朝ドラの経験が生きているなと感じていることはありますか?
月曜にリハーサルをして、火曜から金曜まで撮影するという、朝ドラならではの撮影方式に最初から馴染めたのは、気持ち的にも体力的にもよかったです。
――『あさが来た』が芝居の原点だとおっしゃっていましたが、どのような経験になりましたか?
『あさが来た』に参加させていただいたときは、まだ芝居のことが何もわからない状態で、カメラにどう映っているのかということも考えていなかったのですが、誰かと一緒に芝居する楽しさや、表情をしっかり伝える難しさを知ることができました。そういう意味で『あさが来た』は原点です。そこから今まで自分なりに芝居を楽しんできて、『おかえりモネ』で出せるものがあったらいいなと思います。
――『あさが来た』でヒロインを務められた波瑠さんから学んだことはありますか?
自分が今ヒロインとして現場に参加させていただいてわかったことなのですが、ヒロインは本当にずっと出演していて、ずっと撮影をしているんです。そんな中で波瑠さんは当時、13歳の私をすごく気にかけてくださって、「困ったら連絡して」と連絡先を教えてくださって。周りのことを考えてくださる姿が印象に残っています。
――『なつぞら』のヒロイン・広瀬すずさんとの共演はいかがでしたか?
広瀬すずちゃんは映画でも一度共演させてもらっていたので、すずちゃんがヒロインの朝ドラに出られることが純粋にうれしかったですし、とても明るくて現場を引っ張っていく力がものすごくある方でした。お二人のように自分はそこまでできずとも、みんなのために私も何かできることがあればいいなと思っています。
――どのようにヒロインを務めていきたいと考えていますか?
百音として生きることがまず大事だと思っていますが、たくさんのスタッフさんやキャストのみなさんが支えてくださっているからこその立ち位置だというのをよく理解して、これからも撮影を頑張っていきたいです。