女優の二階堂ふみが、7月期に放送されるTBS系火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』(毎週火曜22:00~)で主演を務めることが9日、明らかになった。同局のドラマで主演するのは初めて。

  • 7月スタートのTBS系火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』で主演を務める二階堂ふみ (C)TBS

本作は、夫から一方的に離婚を告げられ、無一文、無職、宿無しになった人生崖っぷちのアラサーバツイチ女子が、金持ちでイケメンだが性格のすこぶる悪い男子高校生に目をつけられ、金と人生を賭けた“リアル人生ゲーム”を繰り広げていくラブコメディ。原作は小学館の漫画アプリ「マンガワン」に連載中の同名人気漫画で、累計発行部数(紙+電子。既刊10巻)が200万部を超えるなどSNSを中心に話題となっている。

これまでの“年上女子×年下男子”の恋愛ドラマとは一線を画し、最悪の出会いを果たした2人が、互いの利害関係からゲームという形を通してつながり、やがて強く惹かれ合っていく斬新でラブストーリー。男子高校生がサイコロを転がして出たお題を、曲がったことが大嫌いなヒロインが自身の信念を貫くやり方でクリアしていく。人生に行き詰まったヒロインが性悪高校生の出すお題をどうやってクリアし、そして恋に落ちていくのか。

主人公・桂木早梅(かつらぎ・はやめ)を演じるのは二階堂ふみ。昨年放送のNHK連続テレビ小説『エール』で主人公の妻を演じ、互いを支え合う夫婦の姿は大きな話題となった。女優としての活躍はもちろん、昨年の『NHK紅白歌合戦』での落ち着いた司会ぶりと歌唱力も反響を呼んだ。さらには写真家としても活動。多才なエンターテイナーである二階堂が、TBSのドラマに初主演する。

主演の二階堂ふみ、原作の橘オレコ氏、プロデューサーの橋本芙美氏がコメントを寄せた。

■二階堂ふみ
ドラマのお話をいただく前から原作を読んでいて、アプリで毎回更新されるのを楽しみにしていました。
とあるお仕事の現場で、楽屋に戻ると原作本が置いてあって、「私の好きな漫画だ!」と言ったら、マネージャーさんから、実はドラマのお話が来ているんですと(笑)。両手をあげて喜んだ記憶があります。
原作はとにかくストーリー展開が面白いですし、それぞれのキャラクターの心理描写がとても丁寧に描かれていて、感情移入しながら読んでいます。
私が演じる主人公の早梅は、まっすぐな強さの中に弱さも持ち合わせていて、そのギャップがとても魅力的なキャラクターです。主人公とは実年齢が同じということもあって、これからの人生をどう生きていくのかという悩みや葛藤など、 等身大で演じることができればと思いますし、キャストやスタッフの方々と一緒にこのドラマを素晴らしいものにできたらと思っています。
また、見てくださる皆さんに寄り添う場面が必ずあると思いますので、 ドラマを見て元気になったり、ちょっと泣いたり、大笑いしたりしていただけるような、エンターテインメントをお届けできるよう頑張ります。

■橘オレコ
ドラマ化のお話をいただいた時は、まさか私なんかの作品が・・・と大変驚きました。いまでもその時の驚きと感動は忘れられません。あの二階堂ふみさんが主役を演じてくださるとのこと。いやいや、二階堂ふみさんって・・・。今でもドッキリじゃないかと半分疑っています。どんな風に早梅を演じてくださるのか、今から楽しみで仕方ありません!
また、脚本を読ませていただき、自分の描いた漫画がここまで面白くなるのかと感動しています。この脚本をそのまま漫画にしたい・・・。初めての作品で右も左もわからない私を沢山の方がサポートしてくださいました。読者の皆様をはじめこの作品に関わってくださった全ての方々にお礼申し上げます。また、このようなご時世の中でのドラマ撮影、大変かと思われますが、ワクワクしながら一視聴者として放送日を心待ちにしています!

■橋本芙美
この原作を読んだ時のヒロインのカッコよさ、予想のつかない恋の行方、意表をついてキュンとさせられるたくさんの場面に、ぜひ火曜ドラマで映像化したい! と思いました。
脚本は、以前ラブコメドラマをご一緒した古家和尚さんで、原作の面白さを最大限に生かした胸キュン×笑い×人間ドラマが詰まった連続ドラマにしてくださいました。
そして、いつかご一緒したいなと思っていた二階堂ふみさんが主人公を演じてくださることが決まり、とってもうれしいです! 二階堂さんが早梅を演じることで、きっとたくさんの視聴者に勇気と元気をお届けできるような作品になると確信しました。
不器用なところもあるけれど、誰よりも真っ直ぐで強く生きていくヒロイン・早梅、人生のどん底からこの物語はスタートしますが、彼女がどんな未来を切り開いていくのか、ぜひ早梅と一緒になって「リアル人生ゲーム」に挑んでいただけたらと思います。 お楽しみに!!

(C)橘オレコ/小学館