伊藤園は4月28日、2021年の「お~いお茶」ブランドの展望などを説明する『「とどけ! お茶のチカラ」お~いお茶戦略発表会』を実施した。5月17日より主力製品である「お~いお茶 緑茶」をリニューアル発売し、同日より新CMの放映やキャンペーンなどを展開する。

お茶のチカラを世界へ

まず、今後の戦略について、マーケティング本部の志田光正本部長から発表が行われた。

伊藤園の主力ブランドである緑茶飲料「お~いお茶」は、世界で最も飲まれている緑茶飲料として3年連続でギネス世界記録として認定され、国内においても売り上げNo.1となっている。

伊藤園は1981年に世界で初めて缶入りの烏龍茶を、続く1985年に缶入りの煎茶を発売している。当時は甘さのある清涼飲料水が多く、発売当初はわずか0.6%だった無糖飲料のシェアは、2019年には49.9%まで広がっているという。志田氏は「無糖のものは、味にごまかしができない。自然のままのおいしさをお届けしたい」と、品質へのこだわりを語った。また、ボトル飲料だけでなく、国内リーフ群(茶葉)の売り上げも過去最高となる見込みで、金額ベースで約3%増となっている。これについては、「コロナ禍において、お茶のおいしさや健康性が求められている結果」ではないかと話した。

このような状況を受けて、伊藤園では「とどけ! お茶のチカラ」をメッセージとした取り組みや商品開発を行っていく。

まずは、5月17日より新茶入りの「お~いお茶 緑茶」を発売する。同商品は、これまでの経験と技術が生み出す"鮮度"へのこだわりに加え、2021年産新茶をブレンドしたもの。「今年は天候も良く、本当に美味しいお茶になっている。鮮度よく、香りよく、おいしいお茶をみなさまにお届けできる」と、志田氏はその仕上がりに自信をのぞかせた。

また、伊藤園では茶産地育成事業を1976年から続けており、2020年には長期目標であった茶産地2,000ヘクタールを達成。また、飲料、ティーバッグ、インスタントなど時代に合わせた茶葉開発で培った知識や消費者の声を活かし、今後も製品の開発を続けていくという。

なお、自然環境への配慮についても言及した。同社では2030年にはリサイクルPET100%を目指す。「お~いお茶」竹型ボトルは一部エリアからリサイクル100%ボトルを展開し、おいしさだけでなく、自然環境へも配慮していく。

さらに、2019年より実施している伊藤園共同研究公募制度をより強化し、2021年は茶カテキンの研究に焦点をあてて進めていきたいと話した。5月20には、伊藤園健康フォーラムも実施予定となっている。そして、緑茶と新型コロナウイルスの研究についても、京都府立医科大学の松田修氏と共同研究を進めているとした。

発表会後半には、女優の有村架純さんも登壇した。有村さんは、5月17日から放送される新CMにも出演しており、発表会ではこの会場限定となるBGMのないバージョンの映像が上映された。

有村さんは「茶畑が舞台になっていて、広い場所で思わず叫んでしまう、というCM。さわやかに風が吹いているイメージで撮らせていただき、お茶もたくさんいただきました」と新CMについてコメント。CMでは「お~いお茶」史上では最長となる4.32秒の「お~い」が披露されており「『とどけ! お茶のチカラ』がキーワードになっていると聞いたので、みんなに届け! という気持ちでした」と、声に込めた想いを語っていた。

放送される新CMでは、DREAMS COME TRUEの書下ろし楽曲が器用されており、放送同日より『お~いお茶「ドリカム 茶畑オンラインフェスご招待キャンペーン」』も実施される予定となっている。