スシローが実施している「匠の一皿プロジェクト」。回転すしの常識を越える一品を提供するため、すし以外のさまざまなジャンルの“匠”と開発したメニューを提供している。これまでに、神戸北野ホテルの山口浩氏、日本料理の名店賛否両論の笠原将弘氏など、数々の匠が考案したメニューを販売し話題を呼んできた人気のプロジェクトだ。

今年度より新たな匠たちとスシローがタッグを組んだ「匠の一皿 第二章 独創」篇が始動。その第二弾として神奈川にある中華の名店「イチリン ハナレ」の齋藤宏文シェフ考案の新商品が4月21日より販売を開始した。

すしとタレの組み合わせがうまい!

「イチリン ハナレ」は、神奈川県鎌倉に店舗を構える中華料理店。齋藤シェフは、料理において当たり前とされる調理法やアプローチに対して常に疑問を投げかけ、分解と再構築を繰り返しながら独自の味を探究しており、中華でありながらコースの構成はフレンチのようだったりと意外性のある食事間を提供しているという。

  • 「名物タレで食べる寿司4種」(528円)

    「名物タレで食べる寿司4種」(528円)

今回のメニューでは、すしに醤油という当たり前の概念を覆す、すしに名物タレをつけて食べる一皿を考案した。

「名物タレで食べる寿司4種」(528円)は、イチリン ハナレの名物であるよだれ鶏のタレを齋藤シェフがスシロー流にアレンジしたものに、すしをつけて食べる新感覚のメニュー。

名物タレはパクチーあり・なしを選ぶことができ、ピリッとする辛さと酸味のバランスがよく、パクチーが入るとどこかエスニックな雰囲気。すしネタは、赤海老、炙り帆立、国産真鯛、こだわり鶏の4種類。鶏に一番合うのではと思っていたが、意外にも魚介にかなり合う。タレの後を引くうまさに新鮮な魚介を合わせることで、すしっぽくはないが、ネタの本来のうまみとタレ辛さが絡みハマってしまう味わいに。

  • 「名物タレで食べる〆の麺」(110円)

    「名物タレで食べる〆の麺」(110円)

ちなみに、この名物タレは4つのすしにつけるだけは余ってしまう。このタレをもっと味わうために「名物タレで食べる〆の麺」(110円)も用意されている。麺を少しずつ箸に取り、つけ麺のように食べることで麺によくタレが絡み、タレの味を存分に楽しめた。

  • 最後の一滴まで絡めて食べたい

    最後の一滴まで絡めて食べたい

そして、イチリン ハナレからはデザートメニューも登場。すしももちろん絶品だが、個人的にはこの「至福のライチフロート」(308円)がかなり気に入っ た。

  • 「至福のライチフロート」(308円)

    「至福のライチフロート」(308円)

ライチのスープ、中にはライチのジュレ、そしてライチのジェラートを浮かべたフロート仕立てのスイーツで、爽やかでさっぱりした甘みのライチをたっぷりと味わうことができる。くどすぎない甘みで高級感もあり、ホテルレストランで出てきそうなほど。フローズンいちごのほのかな酸味も加わって、かなりクオリティが高いなという印象だった。

  • ライチのスープはとろっとしていて、かなり美味!

    ライチのスープはとろっとしていて、かなり美味!

今回紹介したメニューは現在発売中。また、スシローでは4月21日より「100円(税込110円)ネタと肉祭」を開催している。一部メニューはテイクアウトも可能なため、ゴールデンウィークはスシローですしをお腹いっぱい味わってみるのもよさそうだ。