ABCテレビに4月に入社したばかりの新人・鷲尾千尋アナウンサーが、同局朝の情報番組『おはよう朝日です』(月曜~金曜 5:00~※関西ローカル)の前半アシスタントに就任したことが、5日の番組内で発表された。

  • 鷲尾千尋アナウンサー

1979年4月にスタートし、今年で放送43年目に突入した“おは朝”がこの春よりリニューアル。これまで6時半から出演していた後半MCの岩本計介アナと後半アシスタントの澤田有也佳アナの登場が約30分早まり、5時59分からの出演に。また、前半MCの小西陸斗アナ、新アシスタントの鷲尾アナが後半にも出演し、4人の新MC陣で番組を盛り上げる。

鷲尾アナは奈良県香芝市出身の22歳で、大学在学中の2017年には今宮戎神社の福娘を務め、劇場に通い詰めるほどのお笑い好き。入社したばかりの新人アナがアシスタントを務めるのは、番組史上、そしてABCテレビ史上初となる。5日の放送でオープニングから登場した鷲尾アナは、緊張した様子を見せながらもスタジオに響き渡る大きな声であいさつ。また、特技である『クレヨンしんちゃん』のモノマネを全力の披露すると、スポーツコメンテーターの関本賢太郎は「かわいい! しかも似てる! 絶対いい子やわ!」とメロメロに。

お天気コーナーでは、1週間の着回しコーディネートを紹介する新企画「わしおのおしコーデ」も担当。番組後半には『しんちゃん』のモノマネで「忘れ物はありませんね~。今日も元気でいってらっしゃい!」と番組定番の呼びかけを熱演し、Aぇ! groupの福本大晴が「誰のモノマネか言わんかったのに、誰かわかるってすごい!」と驚く場面も。

生放送終了後には、鷲尾アナ、岩本アナ、澤田アナ、小西アナの新MC陣が出席する取材会を開催。鷲尾アナは「夢のスタート地点にようやく立てたうれしさでいっぱいです」と初日の感想を語り、「とにかくデビューは元気よく迎えようと思っていたので、そこはしっかり発揮できたかなと思いますが、やはり反省点も。明日からちゃんと改善して、『鷲尾もがんばってるから今日もがんばろう』と視聴者のみなさんに思ってもらえるよう、全力でがんばっていきたいです」と笑顔を見せた。

岩本アナは「想像以上のパフォーマンスを見せてくれました。アドリブはすばらしかったし、生放送の度胸もある」と評価。「彼女のアナウンサー研修も何コマか担当しましたが、会話がとても自然で、一緒にしゃべっていると年の差を感じさせないような、温かくて堂々とした空気がある。生放送の特別な緊張は新人には難しい部分もあるが、鷲尾さんなら大丈夫! と思いました」と太鼓判。

澤田アナは「『何だ? このかわいい生き物は!』と頭をワシワシとなでたくなるような(笑)、やわらかくて丸いオーラがありながら、その中に芯の強さも垣間見える」と魅力を分析し、小西アナも「話していて元気をもらえるたんぽぽみたいな子。そのフレッシュさを保ち続けながら、視聴者のみなさんの一日のスタートを、明るく送り出してほしい」とメッセージ。先輩たちのエールに、鷲尾アナは「現場に慣れていくのも大切なことですが、これからも“フレッシュに元気よく!”を大事にがんばっていきたい」と意気込んだ。

さらにモノマネについて「これからも番組中にちょいちょい入れていきたい(笑)」と意欲的。挑戦してみたいことは「まずは今いただいているお仕事を着実にがんばって、反省点を改善していくことが一番」としながらも、「慣れてきたらいずれはロケに行きたい。新人らしく、体を張ったロケにもチャレンジしたいです」と展望を明かした。すかさず岩本アナが「それ、絶対にやることになるで(笑)体力に自信あるの?」とツッコむと、「自信はないけど“気合い”はあります!」と元気いっぱいで答え、笑いを誘った。岩本アナから「小西アナと『M-1』に出場してみては?」と提案され、鷲尾アナが「やってみたいです!」と目を輝かせると、小西アナも「漫才のネタ、書ける?」と意欲を見せる場面もあった。

最後に、鷲尾アナは目標について「普段はみなさんに元気をお届けしながら、非常時には命を救うことができるようなアナウンサー」と語った。