うるるは3月31日、「職場の電話対応の実情」に関する調査結果を発表した。調査は3月2日〜4日、東京都、大阪府、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県に勤める22〜59歳の会社員400名を対象に、同社運営の電話代行サービス「fondesk」によるWEBアンケート方式にて行われた。
同社は、年齢や肩書によって電話対応を押しつけられる状態を「TELハラ(テルハラ)」と命名。「会社への電話を受けた際に不要な電話だと感じることはありますか?」と質問したところ、「感じる(とても+まぁまぁ)」と回答した人の割合は、全体で62.8%、新入社員では64%という結果に。
また、電話の必要性について、「昔と比べて、仕事を進める上で電話でやりとりすることの必要性が高まっていますか?」と聞くと、全体の63%、総務部門社員に限ると72.2%が「あまり感じていない」「まったく感じていない」と回答。理由として、「他の人が受けても問題が無いため」「メール、問い合わせメール、チャット、Zoom等でまったく不便ではないので」などの声が寄せられ、オンラインコミュニケーションやビジネスチャットツールの台頭が後押ししたことも、電話自体の重要性が薄まっている要因であることが伺えた。
続いて、「不必要だと感じる会社への電話を受けた際、ストレスを感じることがありますか?」と聞いたところ、66.3%が「感じる(とても+まぁまぁ)と回答。理由を聞くと、「業務が中断されるから」「電話対応に時間がかかるから」「電話の取り次ぎが面倒だから」といった声があった。
一方、「会社への電話は自分が出なければならない」と電話対応に対して義務感を抱えている人は63.3%にのぼり、新入社員は「新人が電話を受ける風習で、上の方々は皆経験してきているから」、総務部門社員は「業務の一部なので仕方がない」、中間管理職社員は「事務所勤務で当然だから」などといった理由から、職位に関わらず、電話対応に対して義務感を抱える傾向にあることがわかった。