アイドルグループ・KAT-TUNの上田竜也が、日本テレビ系ドラマ『ネメシス』(4月11日スタート、毎週日曜22:30~)に出演することが30日、明らかになった。
広瀬すず演じる天才助手・美神アンナと、櫻井翔演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが、探偵事務所・ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決していく同ドラマ。上田は、依頼されたものは何でも作ってしまう、超職人気質な謎の道具屋・星憲章を演じる。
星の仕事場があるのは、横浜にある映画館「ジャック&ベティ」の地下。そこに行くためには、顔認証に静脈認証、さらには「合言葉」を言わなければならない。いくつものセキュリティを乗り越え、たどり着いた場所に窓はなく、何に使うのだかよく分からない機材や工具に埋め尽くされており、まるで地下の要塞だ。そして、部屋の至るところに、ホラー映画のグッズやチェーンソー、血まみれの斧、有名なホッケーマスクなど星の趣味が垣間見られる小物があふれている。
そんな“強烈な部屋”で仕事をする星に依頼をするためには、ある“鉄の掟”を守らなければならない。それは、“レアな駅弁を持参すること”。レアであればあるほど、面会時間は長くなる。星は無類の駅弁マニアで、部屋でひと際目立つ日本地図には、全国の駅弁のラベルが貼られている……と、またしても、設定の大渋滞状態の癖が強すぎるキャラクターが、チームネメシスのメンバーとして参加する。
今回、美術部・装飾部のなみなみならぬ気合が入った星の仕事場のセットを初めて見た総監督の入江悠氏は、感動の色が隠せず、「ここまで作り込まれたセットに入ると、おのずと俳優たちの演じる気持ちも変わる」と気合を入れる。企画・プロデューサーの北島直明氏は「あまりの細かな飾り込みとクオリティに驚いて、『これ、テレビドラマだけど予算超えてないよね?』と思わず口走ってしまいました(笑)」と語った。当然、出演者たちもこのセットには舌を巻いている。
上田のコメントは、以下のとおり。
探偵ものでありながら、コミカルなシーンもあったり、いろんな要素が含まれていて脚本が面白いので、早くオンエアで完成版をみたいなと感じました。
星くんのキャラクターは、気難しい感じでいくのか、オタクっぽい要素を出した方がいいのか、様々なパターンを思い浮かべることができて楽しみでした。
駅弁に物凄い執着があったりするところも興味深いキャラクターで、シーンシーンで演じることを楽しめるように心がけました。広瀬さんと櫻井さんとの掛け合いは、とても安心感があって、初日とは思えないほど自然に入りこむことができましたし、2人のテンションも身近に感じられて楽しめましたし、キャラクターの可愛らしさも出ていて、とてもいいコンビだと思いました。
僕のいるセットもすごく手がこんでいて細かいところも作り上げてくださって、とてもかっこいいし、ドラマの域をこえていて心血注いだことが100%伝わってきます。そんな細部まで楽しんでもらえたらって思います。星くんは職人気質で人嫌いだからずっと地下にこもって作業しているけど、これから彼がどうなるのか、僕自身も楽しみです!