マイナビはこのほど、「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況」の結果を発表した。同調査は2月24日~28日、2022年卒業予定の全国の大学3年生および大学院1年生2,727名(文系男子508名、理系男子695名、文系女子753名、理系女子771名)を対象に、インターネットで実施した。
先輩と比較して今年の就職活動はどうか尋ねたところ、73.4%が「かなり厳しくなる」「多少厳しくなる」と答えた。前年同時期より10.2pt増加している。厳しくなる理由としては、「新型コロナウイルスの影響があると思うから」(79.2%)、「企業の採用人数が減ると思うから」(68.4%)、「景気が悪い(悪くなる)と思うから」(56.9%)が上位に拳がった。
現時点で就職活動に対し不安があるか尋ねると、89.7%が「ある」と答えた。前年同月比より0.5pt減少している。
不安に思う要因については、前年同様、「企業から内々定をもらえるかどうか」(76.3%)、「面接でうまく話せるかどうか」(76.0%)が多かった。しかし、「交通費など金銭的負担が大きい」という回答は、オンラインの活用が進み学生の費用負担が減少していることが影響してか、前年同月比41.8pt減の16.6%だった。
企業を選ぶときに特に注目するポイントを、20の選択肢から上位3つ選んでもらったところ、「在宅勤務など新型コロナウイルス感染症から社員を守る施策を行っている」(51.4%)、「社員の人間関係が良い」(36.8%)、「自分が成長できる環境がある」(34.0%)の割合が高くなっている。
理系学生に2月の活動状況を聞くと、「企業の研究所・工場などを見学した」学生は、学部生で15.9%(前年比25.1pt減)、院生では23.6%(前年比36.7pt減)だった。コロナの影響で前年より大きく減少している。
インターンシップに参加したことで志望度が上がった理由を尋ねると、「社員や人事の印象」(47.0%)と回答した人が最も多く、「職場の環境や雰囲気」(41.7%)が続いた。一方、志望度が下がった理由では「自分に合ってないと感じた」(24.3%)が最も高かった。