南海電気鉄道は、南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業の進捗にともない、5月22日始発から南海本線上り線(難波方面)を高架に切り替えると発表した。高師浜線は沿線環境への負担軽減や工事期間短縮のを目的に、同日から工事期間中の約3年間にわたり運行を休止し、バスによる代行輸送を行う。

  • 羽衣駅上りホーム

  • 羽衣駅代行バスのりば

高架切換区間は、南海本線羽衣駅周辺から高石駅周辺までの約3.1km。南海本線下り線(関西空港・和歌山市方面)は2016年5月に高架化しており、上り線・下り線ともに高架化されることになる。16カ所の道路が立体交差となり、13カ所の踏切が廃止される。

高架切換後も、羽衣駅と高石駅では仮駅舎の撤去工事をはじめ、外観等の仕上げ工事などを継続。上り線ホームへは、新設する階段・エスカレーター・エレベーターのいずれかを利用することとなる。