俳優の役所広司、堺雅人、女優の杉咲花がサントリー食品インターナショナル「クラフトボス」の新CMに出演する。新CM「宇宙人ジョーンズ・稽古場」編(30秒×4タイプ、60秒)は17日にWEBで先行公開され、23日から全国で放送される。
新作舞台の読み合わせ稽古に、キャスト役として役所、堺、杉咲が登場するという設定。台本を不審に思った役所が、演出家に不満を漏らしたことから展開されるコミカルなCMに。言葉や仕草、表情はどこまでが台詞や演技で、どこからが本音や素の反応なのか。3人が演技力で見せる“芝居合戦”が見どころだ。
撮影は4台のカメラを使用し、キャストと演出家とのやり取りをさまざまなアングル、距離から長回しで収録。稽古場というシチュエーションに役所は、舞台稽古をしていた頃が懐かしいと目を細める。堺はキャリアのスタートが大学の演劇サークルで、深夜まで仲間と稽古することもあったと語り、杉咲は自身初舞台の稽古が宝物のような時間だったと振り返るなど、それぞれが思い出を回顧する撮影となった。
堺が今回の初共演に「素晴らしい先輩、後輩と、このメンバーで公演ができたら、素晴らしい公演になるんじゃないかと思います。せっかく3人が揃うので、稽古だけではもったいない感じですね」と手応えを見せると、役所も「素晴らしい俳優さんたちと一緒で、3人揃うと、もう最強です」と同意。杉咲は「素晴らしい先輩とご一緒させていただいて、 『クラフトボス』の撮影は久しぶりなので、すごく楽しみにしていました。稽古はいつものお仕事と似ている感じがするので、ちょっと親近感がわく設定でしたね」と語る。
CMの演出にちなみ「実はアピールしたいことは?」という質問には堺が「最近、干し柿の美味しさに目覚めまして。毎日5個ぐらい食べていますよ」と告白し、役所が「体にいいものがいっぱい入ってるんだよね。ポリフェノールとか」と補足。堺は「干すだけで、どうしてあんなに旨くなるんですかね」「控え目なその感じと、今までなんでもっとアピールしてくれなかったんだという悔しい思いがあって、干し柿、愛しています(笑)」と重ねて“干し柿愛”を吐露した。
また、この春新しく始めてみたいことについて、役所は「以前、堺さんとCMでリモートをやりましたけど、リモートの飲み会を1回やってみたいなと思います。仕組みがよくわかんないけど、なかなかみんなで集まれないですからね」と提案。杉咲は「お花屋さんとかに売っている桜の枝を買うのがずっと夢だったんですけど、今年はなかなかお花見とかで集まりにくい時期なので、この春はそれを買って、お家で桜を楽しんでみたいなと思います」とこの時期にぴったりな展望を明かした。