キリンビールから、新商品のクラフトビールが登場! 自宅でも楽しめる缶商品「SPRING VALLEY 豊潤-496-」、3月23日に発売です。

構想から10年。目先の売り上げではなく、おいしさでお客様に喜びを広げ、ビール市場の魅力化を目指すというキリンの熱量がたっぷり詰まった新商品。クラフトビール好きで、よく飲み歩きをしている酒飲みライターが正直レポをお届けします。

ちなみに好きなビールは岡山県の独歩です。

  • 「SPRING VALLEY 豊潤-496-」(税別248円/350ml缶、330円/500ml缶) 提供:キリンビール

本製品は3月23日からスーパーなどで購入できます! 3月1日からは「Tap Marche(タップ・マルシェ)」、「スプリングバレーブルワリー」直営店で先行提供もスタート。自宅でもお店でも楽しめるクラフトビールなんです。

ビールの感動体験を! 高付加価値のニーズに応える新商品

定番の「一番搾り」や健康志向の糖質オフビールに続き、コロナ禍でおうち時間を大切にしたいという"高付加価値"の需要の高まりに応えるべく誕生したというこのクラフトビール。

496は完全数(自分自身を除く正の約数の和に等しくなる自然数のこと)で、手加減なしのおいしさを表現。安心と高級感、王道を意識して、パッケージにはワインレッドとゴールドが使用されています。

  • 高級感たっぷりのデザイン、オリジナルのグラスまで!

キリンの考えるクラフトビール

最近よく聞く「クラフト○○」。ビールに限らずコーラやチョコレートなどもありますが、そもそもクラフトビールなんぞや、と疑問に思う方も多いはず。海外と比較するとあいまいに見えますが、国内では全国地ビール醸造者協議会(JBA)が幾つかの条件を定義しています。

本製品に関しては、キリンのコメントをお借りすると、「造り手の感性と創造性が楽しめるビール」、「パッションが感じられるビール」。オリジナリティのある個性派ビール! といったところでしょうか。

キリン直伝、ビールの「おいしい」飲み方

開発の裏話も素敵なのですが、いち消費者として気になるのはやはり味! というわけで、説明もほどほどに早速いただきます。おいしく飲むための注ぎ方があるので、そこはしっかりご紹介。

おいしく飲める注ぎ方

(1)缶を開ける時はゆっくり開ける。
(2)グラスは置いたままグラスに缶を沿わせ、缶を下から上に持ち上げ勢いよく「一瞬」注ぐ。 ※1cmくらい泡の蓋を作って刺激与をえないようにそっと注ぐのがポイント!
(3)グラスの中の泡が落ち着くまで(カニ泡が消えるまで)待つ。
(4)泡が落ち着いたらグラスを持って傾けて、緑に沿わせながらゆっくり注ぐ。
(5)豊潤な味わいを楽しむ。

  • この透き通る黄金の液体、伝わりますか……

このクラフトビールは、「キリンラガービール」の1.5倍の麦芽を使用! 4品種のホップを組み合わせて作られています。突出し過ぎない個性、バランスの良い香りと苦み、そして豊潤な味わい。奇を衒わず、誰もがおいしいと思える特別な1杯に仕上げているそうです。

一口飲んでびっくりしました。控えめな苦味でえぐみは一切なく、フルーティな甘さを感じます。そんな苦味と甘みのバランスの中にちゃんと麦を感じることができる。とにかく癖がない。これは普段ビールを飲まない人にも勧めたくなる、王道のバランスです!

泡もふわふわしていて優しく、後味もスッキリ。豊潤という名前がぴったりの風味豊かなビールですね。

どんなおつまみにも合うよう作られているそうで、定番の枝豆などはもちろん、ローストした焦げ感のあるもの、ピザやクラッカー、チーズなどの乳製品なども相性抜群! 個人的には甘めのもの、BBQソースや少し塩気のあるバスクチーズケーキといったスイーツにもぴったりだと思います。スイーツXビール、結構いいバランスな気がします。

  • 勢い余って泡を作りすぎました。でも泡もおいしかった……

おうち時間のお供が増えた!?

ディップホップ製法で作られている「SPRING VALLEY 豊潤-496-」。イギリスのエールの伝統製法をお手本にホップの個性をしっかりと生かし、"バイター・トリンケン"を実現しています。

バイター・トリンケンとは、「飲むほどにまた飲みたくなる」「飲み飽きることのない味わい」という意味。世界中で愛されるビアスタイルIPA(インディアン・ペールエール)ではなく、IPL(インディアン・ペールラガー)でバイター・トリンケンを担保しています。

IPAは、豊かで味わい深いビール。一般的なビールに比べ、ホップの持つ香りや苦味が強いのが特徴です。IPLは、IPAの苦味や癖を無くした、スッキリとした飲みやすさが特徴。甘味・酸味・苦味の究極のバランスは、キリン独自の製法だからこそ実現できたもの。

毎日飲んでも飽きない、そんな究極のクラフトビール!? あえて「完全数」を商品名に入れたキリンの自信作、おうち時間の新たなお供が増えたようです。