1回戦の相手はリーグ入り2度目の長谷部浩平四段
藤井聡太王位への挑戦権を懸けて12人が紅白のリーグに分かれて戦う、お~いお茶杯第62期王位戦(主催:新聞三社連合)の白組1回戦、▲羽生善治九段-△長谷部浩平四段戦が3月2日に東京・将棋会館で行われています。本局をもって紅白リーグとも1回戦の全対局が終了となります。
今期の白組は羽生九段以外全員20代というフレッシュなリーグ。その中で異色の存在がタイトル獲得99期のレジェンド、羽生九段です。
羽生九段の王位獲得数は18で歴代1位。また、初めて王位リーグ入りを果たした1993年度の第34期以降、一度もリーグ陥落がなく、今期で王位リーグ以上に連続29期在籍となります。もちろんこちらも歴代1位です。
その羽生九段の今期初戦の相手は長谷部四段です。長谷部四段は王位戦初参加の第60期でいきなりリーグ入りを果たしました。今期はそれ以来2期ぶりのリーグ入りとなります。前回は1勝4敗という悔しい成績でしたが、今期はどのような戦いぶりを見せてくれるでしょうか。
10時に始まった対局は、相掛かりの将棋となりました。両者飛車を中段に構える現代的な形を採用。空中戦が繰り広げられそうです。