インタースペースは2月25日、「小学生・中学生の塾通い」に関する実態調査の結果を発表した。調査は1月22日~2月8日、小・中学生の子どもがいる母親1,037名を対象に、同社運営のママ向け情報サイト「ママスタ」内にてアンケートを実施した。

  • 個別指導塾・集団指導塾のどちらに通っていますか?

    個別指導塾・集団指導塾のどちらに通っていますか?

学習塾・進学塾(自習型学習塾や通信教育・家庭教師などは除く)への通塾率を調べたところ、小学生は24.3%、中学生では54.2%という結果に。通っている塾の形態については、小学生は個別指導塾(45.2%)と集団指導塾(49.2%)がほぼ同等の割合となったが、中学生になると個別指導塾に通う子どもの割合が増える傾向にあり、個別指導塾が53.0%、集団指導塾は41.1%となった。

塾に通い始めたきっかけとしては、小学生は「中学受験」(32.2%)、中学生の場合は「学習面に不安」(52.4%)を感じたタイミングで通い出す子どもが多く、塾に通う頻度については、小学生は「週2回」(38.4%)や「週1回」(35.6%)が多く、次いで「週3回」(16.4%)という結果に。中学生も「週2回」(47.0%)が最も多く半数近くを占めたが、次点は「週3回」で約4人に1人(23.2%)となり、中学生で「週1回」という子どもは19.0%だった。

  • 塾を選ぶ際に重要視したこと(小学生)

    塾を選ぶ際に重要視したこと(小学生)

  • 塾を選ぶ際に重要視したこと(中学生)

    塾を選ぶ際に重要視したこと(中学生)

塾を選ぶ際に重要視したことを教えてもらったところ、小・中学生ともに「子どもと塾の雰囲気が合うか」(小学生69.5%、中学生66.1%)や「教室までのアクセスの良さ」(同65.0%、73.8%)が多く、安全性・利便性を考慮して決定している保護者が多いことが明らかに。また「月謝や塾の費用」(同37.9%、51.8%)をあげる保護者も多かった。

  • 小・中学生の塾の月謝

    小・中学生の塾の月謝

塾の月謝(春期・夏期・冬期講習などの金額は除いた月額の合計)を教えてもらったところ、小・中学生ともに「1万1〜2万円」(小学生38.4%、中学生33.9%)が最多に。続いて、小学生は「〜1万円以下」が22.0%、中学生の場合は「2万1〜3万円」が31.5%で続き、塾にかける費用は大きくなるにつれて高額になる傾向がうかがえた。