ジェーシービーは2月18日、「クレジットカードに関する総合調査」2020年度版の調査結果を発表した。調査は2020年9月、日本全国の20代~60代の一般消費者3,500名(うち男性1,740名、JCBカードの保有有無は不問)を対象にインターネットで行われた。
クレジットカードの保有率は86.6%と、2015年以降で最高に。一方、保有枚数については平均で3.0枚、平均携帯枚数は2.1枚と、いずれも2016年から横ばいとなった。
1番利用しているクレジットカードについて、その利用頻度を聞いたところ、1カ月あたり6.4回という結果に。また、利用金額は月平均5.62万円となり、いずれも年々増加傾向であることがわかった。また、2番目に多く利用しているクレジットカードの利用頻度は、1カ月あたり3.0回、利用金額は月平均1.85万円だった。
クレジットカードを利用する理由については、「ポイントやマイルが貯めやすいから」(51.3%)、「入会金・年会費が他社と比較して安いから(無料を含む)」(37.7%)が多くあがった。
次に、クレジットカードをよく利用する業種を聞いたところ、1位「スーパーマーケット」(35.6%)、2位「オンラインショッピング」(34.8%)、3位「携帯電話料金」(32.2%)という結果に。スーパーマーケットでの利用については、男性よりも女性の方が高い傾向にあり、特に、50代・60代女性では44%程度の利用率に。オンラインショッピングに関しても女性の方が高く、特に30代女性では43%と高かった。
また、クレジットカード保有者の世帯あたり生活費に占めるクレジットカードの利用割合を調べたところ、世帯あたりの月平均生活費は17.6万円、うち平均6.7万円分をクレジットカードで支払っていることが明らかに。さらに、クレジットカードの保有・非保有別にみた月平均生活費では、保有者が17.6万円に対し、非保有者は14.2万円と、3.3万円の差が見られた。