俳優の金田明夫が、あす20日に放送されるBS日テレのバラエティ番組『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE』(毎週土曜21:00~)に出演する。

  • 金田明夫=BS日テレ提供

実はおぎやはぎの高校の大先輩に当たる金田。その事実を知らなかったというが、「その前から何かスピリチュアルなものを感じてました…」と早速お調子者ぶりを発揮し、場を和ませる。小木博明も「ドラマに出ているだけでもすごくうれしくなる」と、先輩の活躍を励みにしているという。

そんな金田の車との出会いは、19歳の時。まだ浪人中の身ながら、「浪人中に取っちゃうおう!と。一気に」と、受験そっちのけで教習所へ。すると、小木は「そんなの、受かるわけないですよね?」と、大先輩に気後れすることなくぶっ込む。

金田の初愛車は「オペル ベクトラ」で、意外にも47歳と遅め。「一番大きい理由は、役者をやっていたら、どうせ若い時は食えないわけで」。高橋昌也、岸田今日子、橋爪功ら数々の名優を輩出した「演劇集団 円」に所属しながら、当時の金田は複数のバイトを掛け持ちする生活。それでも、移動の電車では人間観察に勤しみ、しっかりと芸のこやしにしていったという。

金田といえば、ドラマ『3年B組金八先生』での北教諭役が代表格。一見ドライに見えて、武田鉄矢演じる金八先生を心の奥底では理解しているという二面性のある難役を20年以上も熱演した。実は初登場の95年当時、まだ芝居だけでは生活できず、アルバイトで食いつないでいたという驚きの過去も。当時、長くやっていたのがプール監視員で、潜水をする来場客を注意したところ、顔バレしてしまった恥ずかしい思い出も明かす。

それでも、妻とは監視員同士で知り合って結婚。人生を語るのに欠かせないバイト経験を振り返る。

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