リクルート住まいカンパニーは2月18日、「山手線30駅の家賃相場が安い駅ランキング 2021年版」の結果を発表した。調査は2020年9月~11月、SUUMOに掲載されている山手線沿線の駅を対象に行われた。対象物件は、駅徒歩15分圏内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件。

  • 山手線30駅の家賃相場が安い駅ランキング2021年版

    山手線30駅の家賃相場が安い駅ランキング2021年版

山手線30駅の家賃相場が安い駅ランキングの結果、「田端駅」(北区)、「目白駅」(豊島区)、「西日暮里」(荒川区)の3駅が家賃相場8.50万円で同率1位となった。

山手線で唯一北区に所在する「田端駅」は都心であっても閑静な落ち着いた住宅街の印象が強く、駒込駅との中間ほどに位置する「田端銀座商店街」は昔ながらの下町情緒を感じることができる。また、若いころの芥川龍之介や室生犀星ら文人たちが執筆に精を出した文学の街でもある。

昨年3位からランクアップした「目白駅」は、学習院大学を筆頭に、日本女子大学、川村学園女子大学のほか、幼児教育などの進学塾が多く点在するなど、文教地区に指定されているところも多いエリア。学生が多いものの大きな商業施設などはなく、むしろ閑静な住宅街が広がっており、駅近くには大きな日本庭園「目白庭園」があるなど、都会でありながら緑豊かな面も持ち合わせている。

以下、トップ10には、4位「日暮里」(8.60万円、荒川区・台東区)、5位「駒込」(8.80万円、豊島区)、5位「高田馬場」(8.80万円、新宿区)、7位「大塚」(8.90万円、豊島区)、7位「池袋」(8.90万円、豊島区)、9位「新大久保」(9.10万円、新宿区)、9位「鶯谷」(9.10万円、台東区)がランクインした。