テレビ東京系2021年1月クールスペシャルドラマ『神様のカルテ』(2月15日スタート 20:00〜)のオンライン取材会が14日に行われ、福士蒼汰、清野菜名、大島優子、北大路欣也、田辺勇人プロデューサーが登場した。
同作は現役の医師・夏川草介のベストセラー小説で映画化もされた『神様のカルテ』シリーズの実写化作。原作計4冊の長編を、2時間×4話=計8時間のSP連続ドラマとして放送する。信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く内科医・栗原一止(福士蒼汰)が患者や恩師との別れ、地方医療の現実を経験し、「良い医者とは何か?」を追い求める軌跡を描く。
夫婦役となった福士と清野だが、清野は「本当に疲れて帰ってくる一さん(福士)をとにかく癒したいという気持ちで。一方で、山岳写真家という役で、世界を巡って写真を撮っているので、私も初心者コースで山に登ってみました」と明かす。「大きいカメラを下げて荷物を持って歩くのは大変だったし、かなり強い女性じゃないとできないなと思いまして、そういったタフさもあるからこそ、一さんを大きく迎えることができたのかなと思いながら色々準備していました」と役作りを語った。
そんな清野に、福士は「めちゃくちゃ癒やされました。家に着く前に玄関を開けて抱きついてくれるんですけど、こんなに癒やされるもんなんだって感じました」と笑顔。一方、主任看護師を演じた大島は「うらやましいですよね。私も癒やされたい、清野さんに!」と抗議していた。
現場の様子について聞かれると、福士は「寒かったんですよ。体を温めたいなと思ってスクワットや武術をやったりしていたら、北大路さんに『それはなんだ』と言われて。かかとで蹴る技を、北大路さんが『俺もできるぜ』という感じで次の撮影日に披露してくださって、すごいなと思いました」と意外なエピソードを披露。「目の前で見たものを吸収してやってくださったので、びっくりしましたね」という福士に、北大路は「ええもう、悔しくてね。『こんちくしょう』と思って、こっそり家でやってました」と周囲を笑わせる。
また大島は福士について「ずっと歌を歌ってる。ストーブであったまっていたら、離れたところから福士さんが歌っていて、それをノールックで聞いてたらどんどん近づいてきて。ぱっと顔を上げたら、私に向かって歌ってたんです。福士蒼汰の一人ミュージカル、ソロリサイタルを見させてもらいました」と語る。さらに大島が「いるかさんの『なごり雪』を歌っていて、私が顔を上げて『え!?』となったら、私に向かって歌ってることに気づかないまま見てたみたいで、目が合った瞬間に福士さんもびっくりしてた」と状況を説明すると、福士は「寒くて、現場が」と苦笑していた。