歌手で俳優の星野源、女優の橋本環奈、浜辺美波が高校の先生を演じるNTTドコモのロング学割TVCMシリーズ第2弾「カンナとミナミと星野先生」篇(15秒、30秒)が、15日より全国で放送される。また、ロングバージョンとなる60秒版も同日、ドコモのロング学割特設WEBサイトで公開される。
22歳まで割引がずっと続く「ドコモのロング学割」の魅力を訴求する同CMは、星野をはじめとする豪華キャスト全員が先生を演じる最新の“先生”シリーズと、昨年度の「ドコモの学割」CMで好評だった“カンナとミナミ”シリーズがコラボレーション。高校時代にクラスメートだったカンナとミナミが共に教師となり、偶然にも同僚となった学校で行われた卒業式のワンシーンを切り取っている。
卒業を迎え、思い出の詰まった教室で“最後の授業”を受けている(高校時代の)カンナとミナミ。教壇に立つ若き日の星野先生は、「誰もきみに未来を贈ることはできない。何故ならきみが未来だから」と生徒たちに語り掛ける。
谷川俊太郎の詩「未来へ」を通じ、限りある時間の中で自ら未来を切り開くことの大切さを説くとともに、現在のつながりをずっと大切にしてほしいと伝えながら、星野先生はついに感極まってしまう。涙をこらえ「ずっと…」の先で言葉に詰まる姿に、ミナミはあぜんとし、さらに男子生徒の「泣くの?」という冷やかしがきっかけとなり、教室は笑いで包まれた。
時が流れ…星野先生の“最後の授業”が行われている教室を廊下の窓からのぞいているのは、教師になったカンナとミナミ。熱い心で言葉を詰まらせながら、涙目で「未来へ」の授業を続ける姿を眺め、「先生変わんないわ」と懐かしさを覚えながら、思わず2人そろって「ずっと…」と星野先生のマネをする。
そこへひょっこりと現れた星野先生はバツの悪そうな表情で「モノマネやめてー」と一言。不機嫌そうなのにどこかうれしそうな星野先生と、自然な表情で悪気なく笑い続けるカンナとミナミ。そこには先生と生徒の関係だった頃から、全員が先生になった現在、そして未来もずっと「つながり」が続いていくことを感じさせる空気が流れる。
星野先生が泣く姿を、先生になった(現在の)“カンナとミナミ”がマネをする一連の流れでややコミカルに表現するため、「卒業」というはかなさを感じるテーマでありながらもしっとりし過ぎないよう、星野先生が泣くシーンは表情や声のトーンにこだわり、何度も撮影が行われた。星野先生の涙もろさを強調しながらも映像としての面白さを追求するため、撮影現場で監督と星野さんがアイデアを出し合う場面も。妥協することなく演技を追求したことで、寂しさと楽しさが融合した映像が完成した。