フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、“丁稚制度”を続ける家具製作会社に飛び込んだ若者たちに密着した『ボクらの丁稚物語 ~泣き虫同期 4年の記録~』を、14日・21日に2週連続で放送する。

  • 『ザ・ノンフィクション ボクらの丁稚物語 ~泣き虫同期 4年の記録~』より=フジテレビ提供

神奈川・横浜市にある家具製作会社「秋山木工」は、令和となった今でも、いわゆる「丁稚制度」を続けている会社。入社すれば、ケータイも恋愛も、酒もタバコも禁止。さらに男女の区別なく、みんな丸刈りとなって、一流の家具職人を目指し、住み込みでの修業生活を送る。

2017年春、番組は、自ら「丁稚」の世界に飛び込む4人の若者と出会った。彼らにはそれぞれ「ここで修業する理由」がある。

京都大学に在学中に引きこもりになった内藤さん(23)は、自分を変えるために大学を中退し、秋山木工の門を叩いた。久保田さん(18)は、技と心を磨き一流の職人となるためにやって来た。初めて作る家具は、女手一つで自分を育ててくれた母親にプレゼントしたいと語る。

茨城県から来た佐藤さん(17)は、糖尿病を抱えながら職人を目指す。加藤さん(22)は、京都で8代続く造園会社の後継ぎ。職人たちを率いるリーダーとなるべく、人間性を磨きに来た。

彼らを待ち受ける5年間の修業生活。入社初日から、社長に怒鳴られ、厳しい職人の世界を目の当たりにし、家族から送られて来た手紙に涙する。時にぶつかり合い、年齢も境遇も異なる同期の4人。「本当に職人になれるのか」「この世界でやっていけるのか」……悩んだ末に、会社を去っていく者も出る。

一流の家具職人を目指し、丁稚の道を選んだ若者たちの4年間を、女優・川栄李奈のナレーションで追っていく。

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