昨年12月30日にNHK総合テレビにて放送された『アーヤと魔女』。企画・宮﨑駿、監督・宮崎吾朗の下、スタジオジブリ初のフル3DCGアニメーションとして話題を呼んだ本作の日本での劇場公開が決定した。

宮﨑駿監督作品『ハウルの動く城』(2004年)の原作者で「ファンタジーの女王」とも呼ばれるイギリスの作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる小説『アーヤと魔女』を原作とする本作は、2020年のカンヌ国際映画祭で、オフィシャルセレクションに選出されており、北米をはじめ、ヨーロッパ、中南米、オーストラリアなどでも劇場公開が決定している。

本作は当初より、映像・音響を映画基準で制作しており、一部新たなカットを追加し、4月29日(木・祝)より劇場の大スクリーンにて公開。さらに、最先端の音響と映像技術で作品への没入感を味わえるドルビーシネマでの上映も決定している。

日本での劇場公開決定にあわせて、劇場公開用のポスタービジュアルと予告映像も解禁。予告映像には、魔法のかかった不思議な家で、怖そうな魔女を相手に奮闘する主人公・アーヤの奮闘が描き出されている。

●映画『アーヤと魔女』予告【4月29日公開】

●映画『アーヤと魔女』特報【4月29日公開】

◎企画:宮﨑駿のコメント
「アーヤと魔女」の児童書に出会ったとき、こんないい企画はないと思いました。
アーヤのしたたかさというのは、ずるいということじゃない。
昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。
こんな時代を生きるために、必要なことなのです。
今回CGを使うということで、どういう風にやるんだろうと思っていたけど、出来上がったものを見て、不満がなかったです。
鉛筆で描かなくて、CGであることによって、解放されています。
映画は面白かった。
とても良いスタッフがそろって、作品が持っているエネルギーをちゃんと伝えていて、面白いんです。
本当に手放しで褒めたい。単純に面白いと言えるのは、良いことなんです。

◎監督:宮崎吾朗のコメント
アーヤを劇場で上映していただけるなんて、本当に幸せです。
大きなスクリーンで観るアーヤは音も格別です。
沢山の方に観ていただけることを心から願っています。

◎プロデューサー:鈴木敏夫のコメント
昨年末、沢山の人に観てもらった、アーヤ。
コロナの空気を吹き飛ばすアーヤの元気な姿を、ぜひ映画館で観てください。

『アーヤと魔女』は2021年4月29日(木・祝)より全国ロードショー。各詳細は公式サイトにて。

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