俳優の赤楚衛二が4日、都内で行われた「WEIBO Account Festival in Tokyo 2020」のレッドカーペット・授賞式に出席し、「話題俳優賞」を受賞。授賞式後に報道陣の取材に応じ、心境を語った。

  • 赤楚衛二

昨年10月期に放送されたテレビ東京のドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称:チェリまほ)で連続ドラマ単独初主演を務め、童貞のまま30歳を迎えたことにより、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた冴えない主人公を好演した赤楚。

「いい作品にしたいという気持ちでずっとやってきている中で、国境を越えてアジアで評価していただけたのは、本当に光栄だなと思いますし、役者やっていてよかったなと思いました」と受賞を喜んだ。

アジアの人たちの反応は「SNSとかで声は聞いたりしています」と言い、「『大変な世の中だけど、ドラマを見て心が救われた』とか、『幸せな時間だった』というコメントをいただいて、本当によかったなと思います」と話した。

忙しさの変化を聞かれると、「今のところはあまり感じられず、年末年始もゆっくりできました」と答え、「ただ、すごくお仕事をいただけて、まだ公開できない作品もありますので、お楽しみにしてください」とメッセージ。今後について「もちろん日本でたくさんお仕事をやらせていただきたいですけど、アジアでもお仕事できたらなと思います」と、アジアでの活動にも意欲を示した。

終わりかけたときに、「最後ひとこといいですか? 先ほどの授賞式でごあいさつ中国語でできなくて、めちゃくちゃ悔しくて……」と言い、中国語であいさつ。「はじめまして、赤楚衛二です!」と訳し、「ありがとうございます」と笑顔を見せた。

同アワードは、中国最大のソーシャルメディアであるWEIBO(微博)で活躍し、中国で大きな影響力を持つ俳優やアーティスト、文化人、キャラクター、企業を表彰するもの。日本では3回目の開催となる。

撮影:蔦野裕