産後の育児は、夜泣きに授乳、沐浴、抱っこ、おむつ交換などなど、寝る間もなくて大変ですよね。それでも、我が子のために毎日頑張っているねむねむねむ子さん(@sleepingmom_hbq)ですが、先日、知らないおじさんから、こんな心無いひと言を言われたそうです。

  • ※画像はイメージです

  • ドラッグストアで粉ミルク売り場を見てたら、知らないおじさんに「母親なんだからおっぱいで育てろよ」ってボソッと言われたので、(母乳1滴も出せない分際で何言ってるの?)って思いながら「母乳1滴も出せない分際で何言ってるの?」って言いました
    (@sleepingmom_hbqより引用)

    知らない人から突然こんなこと言われたら、ビックリしますよね。当時の状況についてお話を伺ったところ、そのおじさんは50~60歳くらいで、ミルクコーナーに1人で立っていたそうです。

    この日は、哺乳瓶拒否のために母乳だけで育てていたお子さんに、ミルクも飲んでもらいたいとミルクコーナーを見ていたというねむねむねむ子さん。突然耳に飛び込んできたその言葉に、最初は「私に声をかけてる? 」と変に思ったそうなのですが、ほかに誰もいなかったので、状況的に自分に対しての嫌味だと気付いたのだとか。

    「母親なら母乳で育てるべき」という思想の押しつけに腹立たしさを感じたのと同時に、「他人なのにどうして口出ししてくるんだろう」と疑問に思い、とっさに言い返したそうです。

    このねむねむねむ子さんの言動にツイッターでは、「よー言った! 」「いい切り返しですね!! 」「返しがカッコイイー」「グッジョブ!! 」と賞賛の声が多数寄せられていました。

    一方、おじさんに対しては、「なんちゅーおじさんだ…」「めちゃくちゃ最悪ですね! 」「そいつ侮辱罪とセクハラ罪で逮捕です」「そんなオッサンは男の俺からしてもしばきたい」「生まれ直してきやがれ」と怒りのコメントが続々と。

    また、「育児しない男はすべての赤ちゃんがみんな母乳飲むと思ってるし、永遠にたんまり母乳が出ると思ってる」「何も解かってない」との声も。世の中には、いろいろな事情で母乳をあげたくてもあげられない人ってたくさんいるんですよね。ほかにもさまざまなコメントが寄せられていました。

    ・母親居なくて父親しか居ない時にどうやって母乳あげろというのか。

    ・うちの嫁は、病気の為、あげたくてもあげれなかったんで~そんな家庭の事情も知りもしない人に言われる筋合いないですよね~

    ・母乳が出ても、粉ミルクしか受け付けない赤ちゃんもいるのに(←妹)
    母乳が出ても、母乳の栄養が足りないから混合にしないといけない赤ちゃんもいるのに (←私)
    母乳が出ても、牛乳しか飲めない赤ちゃんもいるのに(←弟)
    偏見は困りますよね!!


    みなさん、いろんな事情があるんですよね。それでも、「母乳じゃないと丈夫な子に育たない」とおっしゃる方に向けて、「ミルクで育てました! 育ちました! 」という人たちからはこんな体験談が。

    ・私は母乳で育ってません。母は難病だったため私に乳を飲ませてあげれなくて、毎日ミルクを与えながら泣いていたそうです。粉ミルクは命を繋ぐ大切なものです。粉ミルクが無かったら私は26歳まで生きていなかった...

    ・私もほとんど出なかったので、3人の子ども完全ミルクで育てました。元気に、成人しましたよ。

    ・私も妹も粉ミルクで育ちましたが、大きな病気することもなく元気です。特に妹は健康優良児でしたし、その事で、母の愛情が欠けてるとか思ったことはありません。

    ・うちの子もかみさんは母乳出なかったのでミルクで育てました。今、大きく育って絶賛反抗期中です。

    ・「母乳で育てる! 」と張り切ってた妻ですが、体調や量を補う為にミルクも併用していました。そのお陰で私も出番があり、私の腕の中でミルクを飲む姿は最高に可愛いかった思い出です。


    みなさんのおっしゃる通り、大切なのは、母乳か粉ミルクかではなく“愛情”なんですよね。

    最後に、この投稿に多くの反響があったことについてねむねむねむ子さんに聞くと、「今回の件で、出産したら母乳は出るものと思い込んでいる方が多いことに驚きました。母乳は十分な量が出る人と出ない人がいます。また、保育園に預けるためにミルクを飲ませる人や、母親が授乳できない状況のため泣く泣くミルクにしているという声も見かけました。母乳かミルクか、どちらも大変なことに代わりはないので、子どもと親の状況に応じて使い分ける事が大事だと思っています。周囲の『母乳で育てるべき』という思想はもちろん、『母乳で育ててるの? 』という何気ない言葉にもプレッシャーを感じてしまうということを色んな人に知ってもらえたらな、と思います」と話していました。