お笑い芸人の霜降り明星が、若手ひとり芸No.1決定戦『U-NEXT PRESENTS R-1グランプリ2021』決勝(カンテレ・フジテレビ系で3月生放送)のMCに就任することが26日、明らかになった。

  • 霜降り明星のせいや(左)と粗品=カンテレ提供

19回目となる今大会から、『R-1ぐらんぷり』から『R-1グランプリ』とカタカナ表記に変更し、ロゴを刷新。出場資格は芸歴10年以内となるなど、大きくリニューアルするが、04年から雨上がり決死隊(20年は蛍原徹のみ)が務めてきたMCも、霜降り明星にバトンタッチすることになった。

もともとピン芸人だった粗品は、アマチュア時代から挑戦し続け、18年に決勝進出、19年に念願の優勝を果たした。一方のせいやも、18年に敗者復活から決勝進出するなど、同大会になじみの深い霜降り明星。MC就任の感想を聞かれた2人は「すごい角度からのありがたい話やなと思いました。個人的に『R-1グランプリ』めちゃくちゃ好きで、芸人随一の『R-1』好きです。だから光栄ですし、めちゃくちゃ楽しみですし、プレッシャーも感じています。頑張りたいです」(粗品)、「相方は優勝していますし、僕も決勝いかせてもらっているので、ありがたい話ですね。経験している分、雰囲気とかわかるじゃないですか? 結果がいい人ばかりではないので、あかんかった人の盛り上げも頑張りたいです」(せいや)と意気込み。

また、『R-1グランプリ』の魅力について、粗品は「“ひとり芸”って種類・ジャンルがめちゃくちゃ多いと思うんですよ。種類が豊富っていうのがほかの賞レースにはなくて、より個性が出まくっている大会という感じがします」と語り、せいやも「“ひとり芸”って、よりコアなお笑いのジャンルだと思います。漫才とかコントは浸透していると思うんですけど、『R-1』のほうがお笑い的には“深み”があるといいますか」と同調。

粗品は、出場資格が新たに設けられたことについて、「ガラっと変わるんじゃないですか。より粗削りな、今までで一番“めちゃくちゃ”な大会になったらいいな」と語り、「やっぱりスターがより多く生まれる大会にできたらいいですよね。超若手がテレビでネタをするということですから、大スターが現れてほしいなと思います」と期待を込めた。

最後に「温かい目で見ていただきたいです。“進化”した『R-1グランプリ』になればいいなと思うので、ぜひみなさん生放送をご覧ください!」と見どころを語った粗品。一方のせいやは「今回大役のMCで恐縮しているのですが、これをステップアップにして、審査委員長の座を狙いたいと思います」と新たなる野望(!?)も見せた。