キャリアデザインセンターは1月22日、「冬のボーナス」に関する調査結果を発表した。調査は2020年12月10日~20日、同社運営の女性向け転職サイト「女の転職type」会員の女性789名を対象に、Webアンケート方式にて行われた。

  • 2020年冬のボーナスはいくらでしたか?

    2020年冬のボーナスはいくらでしたか?

「2020年冬のボーナス」の金額を聞いたところ、「なし」が61.9%と断トツのトップとなり、次いで「10~19万円」(8.2%)、「1~9万円」(7.6%)という結果に。冬のボーナスに対する満足度は、「満足」派が16.2%だったのに対し、「不満足」派はその倍以上となる44.0%を占めた。

  • 2020年冬のボーナスは2019年の冬と比べ、どのくらい増減した?

    2020年冬のボーナスは2019年の冬と比べ、どのくらい増減した?

続いて、「2020年冬と2019年冬のボーナスを比べどのくらい増減したか」を尋ねたところ、「変わらない」(53.7%)が最多となったが、「増えている」人が18.8%なのに対し、「減っている」人は27.5%で、減っている人の方が多いという結果に。

2020年冬と2019年冬のボーナスの「金額差」について、何が要因だと思うかを聞くと、「会社の業績」(31.9%)がトップに。また、「退職」(14.1%)や「転職」(11.0%)など、前職を離れたことがボーナス増減の要因となっていることが伺えた。

  • 冬のボーナスの理想金額は?

    冬のボーナスの理想金額は?

次に、冬ボーナスの理想の金額を尋ねたところ、「50~99万円」(31.7%)が最も多く、次いで「30~39万円」(19.4%)、「40~49万円」(14.3%)という結果に。

しかしながら、実際に2020年冬のボーナス(額面)で「50~99万円」もらった人はわずか5.2%だったため、理想と現実に大きなギャップがあることが判明。「30~39万円」「40~49万円」についても、理想はそれぞれ19.4%、14.3%でありつつ、現実は6.5%、3.3%とかなり開きのある結果となった。

  • 冬ボーナスの使い道

    冬ボーナスの使い道

最後に、冬ボーナスの使い道について尋ねたところ、2019年・2020年ともに、1位は「貯金」(19年25.5%、20年32.6%)、2位は「生活費に充当」(同16.0%、15.6%)。2019年と2020年を比較して大きく減少したのは「旅行・レジャー」で7.2%の減(同15.1%、7.9%)、「ファッション・美容」が3.2%減(同15.0%、11.8%)となり、ここにも新型コロナの影響が見てとれた。