今回、このタイミングでコンチママたちの物語のナレーションを読むことができたのは、自身にとって大きくプラスになったそう。

「こういうドキュメンタリーの映像は、私にとって“自分を取り戻させてくれる”存在なんです。本を読むとか映画を見るということに似ているんですけど、こういうものに触れることで心の余白、無の時間を作ることができるオアシスといいますか。それがないまま、この数カ月間を過ごしてきてしまったので、本当にいいタイミングでこのナレーションの話を頂きました。仕事なのにこういう時間が持てたというのは、ありがたいです」

こうしてある種のリフレッシュができた松本。「本当に大事なのは、自分の心が本当に“YES”と喜ぶ生き方を見つけることなんだと思います。それはお金じゃないかもしれないし、幸せの価値観というものが、心に直結してくるんですよね」と再確認しながら、「私も、自分の心が満たされる仕事の仕方、生き方をしていきたいと思います」と、2021年のさらなる飛躍に向けて、決意を新たにできたようだ。

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●松本まりか
1984年生まれ、東京都出身。00年に『六番目の小夜子』(NHK)で連続ドラマデビューし、18年『ホリデイラブ』(テレビ朝日)の井筒里奈役で注目を集める。2020年は『パレートの誤算~ケースワーカー殺人事件』(WOWOW)、『竜の道 二つの顔の復讐者』(カンテレ)、『妖怪シェアハウス』(テレ朝)、『先生を消す方程式。』(同)と4本の連ドラにレギュラー出演。さらに、『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』(TBS)のナレーションや『あざとくて何が悪いの?』(テレ朝)などでも活躍する。今年はドラマ『教場II』(フジ)に出演し、4月10日からは『最高のオバハン 中島ハルコ』(東海テレビ)が控える。