アウディ ジャパンは1月13日、プレミアムミッドサイズ4ドアクーペの「A5 / S5 Sportback」および2ドアクーペの「A5 / S5 Coupé」を大幅に刷新し、発売した。ただし、TDIモデルは2月以降予定となる。

  • 「A5 / S5 Sportback」「A5 / S5 Coupé」を大幅刷新

2017年に2世代目へとフルモデルチェンジした「Audi A5 / S5」シリーズは、「美しさとスポーティな走りと実用性の融合」という初代以来の持ち味にさらに磨きをかけ、最新のデジタル技術を投入すると同時に、デザイン、品質、走行性能などを大幅に向上し、世界的に高い人気を博した。

今回のモデルチェンジでは、エクステリアデザインを大幅にアップデート。全グレードでハニカムメッシュグリルや往年の「Audi Sport quattro」を彷彿とさせるボンネットスリット、ボディ一体型サイドスカートを装備し、より一層スポーティに仕立てている。

  • 美しいボディラインはそのままに、エクステリアとインテリアを大幅にアップデート

新たなグレード構成を「advanced / S line」とした。「advanced」は従来の「S line」よりもさらにスポーティな位置づけとなり、大型のフロントブレードレートやマトリクスLEDヘッドライトを標準で装備するとともに、新しい「S line」には力強い「RS 5」のデザイン要素が盛り込まれている。また「A5 / S5」全グレードを対象に、同社としてはこのクラス初となるレーザーライトパッケージをオプション設定した。ただし、「Audi RS 5」は標準装備となる。

インテリアには、最新のインフォテインメントシステムMIB3を初採用。10.1インチにサイズアップしたセンタースクリーンはタッチパネル式となり、操作性の向上を図るとともによりシンプルでクリーンなコックピットデザインを実現している。「S line / S5」には、新装備のブラックグラスルックコンソールパネルとアーティフィシャルレザー(センターコンソール/ドアアームレスト)を採用し、さらに質感を高めている。また歩行者検知機能付アウディプレセンスシティや、渋滞追従支援機能付アダプティブクルーズコントロールを標準装備するなど、ドライバーの安全性、快適性をサポートする先進のアシスタンスシステムをより一層充実させた。

  • ハニカムメッシュグリルや往年の「Audi Sport quattro」を彷彿とさせるボンネットスリット、ボディ一体型サイドスカートを装備

パワートレインも刷新した。「45 TFSI quattro」は2L直列4気筒直噴ターボエンジンに、12Vマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を搭載。より効率を高めたAWDクラッチ付quattro四輪駆動システムを採用し、トランスミッションは7速Sトロニックを組み合わせる。これにより、エネルギー回生効率を高め、コースティング(惰力走行)時にエンジンを完全停止するなど、燃料消費量を抑制しながら快適なドライビングを実現する。

また、「A5」シリーズで初めて、クリーンディーゼルエンジン搭載モデルを設定。「Sportback」には、2L直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンと12V MHEVを組み合わせて搭載した前輪駆動モデル「A5 Sportback 35 TDI」を用意。さらに、高出力化した2L直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンにquattro四輪駆動システムを搭載した「40 TDI quattro」を「A5 Sportback」と「A5 Coupé」に設定した。

「Audi A5」シリーズの高性能バージョンである「S5 Sportback」および「S5 Coupé」のパワートレインは、最高出力260kW(354ps)、最大トルク500Nmを発揮する3L V6ターボエンジンに8速ティプトロニックを組み合わせ、quattro四輪駆動システムにより、そのパフォーマンスを余すところなく発揮。ダンピングコントロールSスポーツサスペンションにより、俊敏なハンドリング性能を実現している。

Sモデル専用のハニカムメッシュシングルフレームグリルや前後バンパー、エアインレットなどを採用。新デザインの19インチアルミホイールを採用している。インテリアでは、アルカンターラ/レザー(ダイヤモンドステッチ)のSスポーツシート(マッサージ機能付)を標準装備。

「A5 /S5」シリーズの外装色には、ディストリクトグリーンメタリック、ならびにS5およびS line専用のクワンタムグレーおよびターボブルーを新たに設定した。

車両本体価格(税込)は、「Audi A5 / S5 Sportback」が616万円〜926万円。「Audi A5 / S5 Coupé」は643万円〜926万円。