働く環境が目まぐるしく変化する現在、その変化に対応するためには自分自身も変わる必要があります。その際に有効なのが「自分の強みや弱み」を踏まえて、そこから能力開発すること。しかし、普段からそれを意識して働いている人は多くはないでしょう。

  • 自分の強みを把握していますか? ※画像はイメージ

雪@全力で寄り添うマーケター(@yuki_88888888)さんは、自分の強みが気になり、一番身近な存在の旦那さんに尋ねてみたそうです。そのエピソードがツイッターで紹介され、大きな注目を集めていました。

旦那さんは何と答えたのでしょう?

私の強みって何? と夫に聞いたら「雪ちゃんはクッパだね」と。は? と思ったらマリオカートの話でした。初速は遅く、障害物にぶつかると止まるけど、勢いに乗るとめちゃくちゃ速いって。強みを聞いたんだから褒められてるはずなのに何故か心が痛い。初速が遅くてすぐ止まる……(@yuki_88888888)より引用

出てきた答えは、任天堂のマリオシリーズでおなじみのクッパ!? 予想の斜め上の回答には、「ある意味なくてはならない重要な存在ってことですね」「旦那さんがちゃんと見てくれてる証拠ですね! にしてもクッパはやばい」と共感の声が集まっていました。

また「障害物にぶつかると止まるのは課題を解決する際に慎重になれる事の比喩だと解釈しました」と解説する読者や、「クッパはマリオカートでは最強ですからね」「クッパ並の加速力があるなんて、素敵ですよ」など、ゲーム中での強さを指摘するコメントもありました。

クッパという強み

普段はWebマーケティングを仕事にしているという雪さん、今回の指摘をどう受け止めたのか、聞いてみました。

――クッパという強み、ご自身はどう思いましたか?

雪さん: 仕事でライティングを行う時、そうした面はありますね。記事を書く前段階の情報収集、着手しても、読み手の気持ちを考えて最適な文章を選ぶのに悩むなど、時間がかかります。でも、自分の中で道筋が一度決まれば、勢いに乗ってどんな長文でも書くことができます。

実際、勢いに乗った時に7万字を1日で一気に書き上げたこともあるそうです。一般的な本の文字数が8〜12万字といわれるので、ほぼ1冊を1日で仕上げたということ、確かに凄い!

――では障害物にぶつかった時はどうなりますか?

雪さん: そうですね、作業中に他の対応を求められたり、内容改定が必要になったりすると、それらがブレーキとなり素早く対処できず、また作業にもすぐ戻れない傾向はあります。

旦那さんの「クッパ」という指摘、かなり的を得ているようです。ちなみにご本人は、自身の強みをどう捉えているのでしょうか、最後に聞いてみました。

雪さん: 想像力、共感力ではないかと思います。「どんな時も相手の気持ちを想像する」「嫌なことを言われたとしても自分の考えで短絡的に決めつけない」「相手の喜ぶことが何なのか想像し寄り添える」という点が強みだと自覚しています。