幼少期の写真は、「すごく懐かしかったです」と高橋自身も楽しんだようで、「2、3歳頃の写真もありますし、小学生、中学生の写真もあり、自分の人生を追っているような。思い入れのある写真も使われていて、その頃は何をしていたのかというようなインタビューも掲載していただいているので、照らし合わせて楽しんでいただけると思います」と紹介した。

子供の頃は「今もそうですが、とにかく負けず嫌いでした」とのこと。「中学校だったらバレーボールの試合で負けたこと、小学校だったら、かけっこで転んだこと。そういう悔しい思い出しかすぐ思い出せないので、小さいときから負けず嫌いだったのだと思います」と自己分析し、「兄が2人いて、兄を目標にずっとやってきました。バレーボールも兄の影響で始めましたし、兄2人に負けず嫌いを抱いていました」と明かした。

そして、2人の兄について「今も目標ですし、『まだ超えられないな、この人たちは』と思いながらいつも一緒に遊んでいます。もうちょっと頑張って、実績を残して、胸を張って『抜かしたぞ!』って言いたいなと(笑)」と語る高橋。

兄の存在は今も原動力に。「ライバルというものが自分の中にはあまりなかったのですが、兄を超えたいと思わされました。業種も違いますし、進んだ道も違いますが憧れの存在です。2人とも自分がやっていることへのモチベーションがすごく高く、小さい頃から常に何かを志していて、今の状況に満足してはいけないというのは兄2人から教わっています」。とても素敵な兄弟関係だ。

負けず嫌いな性格は俳優としてもプラスになっている。「勝ち負けがつくお仕事ではないので、自分の中でどう捉えるかということになりますが、基本的には負けたなと思っています。現場でも、放送を見ても、そう思うことがよくあります。このシーン僕が一番しゃべっているのに、この1つの表情で全部持っていかれたなとか。勝ったなと思うことはほぼないです」と打ち明け、だからこそ現状に満足せず上を目指すことができているという。

2人の兄の影響を大きく受けながら育った高橋。そんな背景も感じながら子供時代の秘蔵写真も楽しんでほしい。

■高橋文哉(たかはし・ふみや)
2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。『仮面ライダーゼロワン』(19~20)で、主人公の飛電或人/仮面ライダーゼロワン役を務める。そのほか、映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』(19)、『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(19)、『劇場版 仮面ライダーゼロワン』(20)、ドラマ『先生を消す方程式。』(20)に出演。2021年1月7日スタートのドラマ特区『夢中さ、きみに。』(MBS 毎週木曜24:59~ほか)では、二階堂明役を演じる。

衣装協力:AMALA