女優の広瀬アリスがこのほど、ヒロインを演じるフジテレビ系ドラマ『知ってるワイフ』(7日スタート、毎週木曜22:00~)の取材に応じた。

  • 『知ってるワイフ』に出演する広瀬アリス=フジテレビ提供

本作は、韓国の有料ケーブルテレビチャンネル・tvNで18年に放送された同名ドラマ(FODプレミアムで配信中)が原作。「結婚生活、こんなはずじゃなかった」と日々嘆く恐妻家の主人公・剣崎元春(大倉忠義)が、ある日突然過去にタイムスリップし、妻を入れ替えてしまうところから始まる物語だ。広瀬は、元春の妻で2児の母・澪を演じる。

今回、小さな子を持つ母親を演じる広瀬は、「そういう年齢になったんだなと思いました」と述べ、「私はその日の撮影の時だけあやしていれば良いのですが、これが毎日続くと思うと…お母さんって本当にすごいと思いました」と感服。

“恐妻”の演技については、「かなりのインパクトを残したかったので、思いっきり怒鳴らせていただきました」とニヤリ。「物を投げるときなども、どちらかというと大倉(忠義)さん目掛けて投げていました。大倉さんは『あ、当てる?』って言っていましたね(笑)」と振り返った。

初共演の大倉の印象は「ふわふわした方」。「スケジュールがハードだったので、『一緒に頑張ろう』という感じで毎日撮影していました。程よい距離感でお芝居ができ、とてもやりやすかったですね」と明かす。

タイムスリップがテーマの今作だが、広瀬が戻りたい過去は“学生時代”。「学生生活をしっかり過ごしたいです。中学3年生のときには上京する機会が多くて、卒業式の前日まで東京にいたので、もっと学生楽しめたらいろいろ違ったのかなと思います」と想像する。

そんな中学時代を回想し、「たまたま体育の授業をしているときに、卒業アルバムのカメラマンさんが来てくれたんですよ。久々に学校へ行ったので、体操着を忘れて全然違う人の苗字が書いてあるやつで撮ってもらいました。その写真が(卒業アルバムに)載っていたので、超恥ずかしくて(笑)」と思い出話を披露した。

劇中では澪の高校生時代も演じるが、「制服はもう恥ずかしい。何だかんだで毎年お芝居で着ているのですが、年々恥ずかしくなっていきますね(笑)」と苦笑い。また、今作を通して結婚観の変化があったかと聞かれると、「まだ1人で良いかな(笑)」とキッパリと言い、「演じてみて『大変だな』と思いました。もうちょっと1人の時間を楽しみたいですね」と本音を漏らしていた。

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