ICEはこのほど、書籍『鬼滅フィーバーはなぜ起こったか?データで読み解くヒットの理由』を発売した。著者はアニメコラムニストの小新井涼氏、価格は900円(税抜)。

データを基に読み解く『鬼滅』ブーム

  • 『鬼滅フィーバーはなぜ起こったか?データで読み解くヒットの理由』表紙

出版不況と言われる昨今において大ヒットを記録し、社会現象にまで発展した漫画『鬼滅の刃』。本書では、同作を取り巻く環境や社会とどのような相互作用を起こし、一大ブームを生んだのかを、客観的なデータを基に数学的な視点から読み解いていく。さらにエンターテインメント業界に与えた影響についても、わかりやすく解説している。

ブームの分析にあたり、原作やアニメの内容に踏み込むことはあるが、作品分析や物語の解説には主軸を置いていない。そのため、『鬼滅の刃』未経験者でも、このブームを冷静に理解することができるという。

著者の小新井涼氏は、北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院博士課程在籍。毎週100本以上(再放送・配信含む)の全アニメを視聴し、全番組の感想をブログに掲載する活動を約5年前から続けるとともに、学術的な観点からアニメについて考察、研究している。