メルカリはこのほど、越境販売の開始1年を記念し、これまでのデータをまとめた「越境メルカリ トレンドランキング2020」を発表した。調査期間は2020年1月1日~12月10日、調査対象は代理購入サービス「Buyee」上における該当期間の取引・検索。

海外利用者に"日本ロス消費"の傾向

  • 「越境メルカリ トレンドランキング2020」(出典:メルカリWebサイト)

越境販売における平均注文金額(AOV)は、メルカリJPの1.3倍に上る。メルカリは、「日本では売れなかった商品であっても、世界中には高い価値を見いだすお客さまがいる」とコメントしている。

購入数の多い国・地域ランキングは、1位米国、2位香港、3位台湾、4位英国、5位カナダ、6位オーストラリア、7位中国、8位マレーシア、9位ドイツ、10位シンガポール。アジア圏が半数を占め、コロナ禍で日本への旅行が難しくなった人がメルカリを利用する、"日本ロス消費"の傾向が窺える。さらに、トリニダード・トバゴやウガンダ、モナコを含む約100の国や地域から購入されていることもわかった。

取引ブランドランキングは、1位「ナイキ」、2位「クリスチャン ディオール」、3位「ルイ ヴィトン」、4位「アベイシングエイプ」、5位「ヒステリックグラマー」、6位「ジーショック」、7位「アディダス」、8位「シャネル」、9位「アンジェリック プリティ」、10位「グッチ」。グローバルなブランドが人な一方、日本発のファッションブランドも多く購入されていた。

取引カテゴリーランキングは、1位CD、2位キャラクターグッズ、3位アイドルグッズ、4位フィギュア、5位カードゲーム、6位Tシャツ、7位ぬいぐるみ、8位バッジ、9位ミニカー、10位食器。「エンタメ・ホビー」カテゴリーの取引が活発で、特にK-popやJ-popのCD、日本のアニメ・漫画キャラクターのグッズが人気を集めた。