アドビは12月10日、「ビジネスパーソンの社内ルールや商習慣に関する実態調査」の結果を発表した。調査は11月27日~30日、普段PCを使って仕事をしている全国のビジネスパーソン500名を対象にインターネットで行われた。

  • 無駄だと思う商習慣

    無駄だと思う商習慣

はじめに、非効率だとわかっていながらも商習慣として続いていることが社内にあるかどうかを聞いたところ、80.6%が「ある(多く+少し)」と回答。

無駄だと思う商習慣TOP3は、「書類への押印、捺印」(58.1%)、「紙資料の印刷・配布」(52.9%)、「手書きでの記載が必要な書類の作成」(46.7%)となった。

  • パスワード付ZIPファイル(PPAP)の利用状況

    パスワード付ZIPファイル(PPAP)の利用状況

続いて、昨今、セキュリティ上の観点からパスワード付ZIPファイル(PPAP)の使用を撤廃するという動きが出ていることについて、民間企業でこうしたパスワード付きファイルがどの程度使われているのかを調べたところ、実に82%が「過去1年以内に受け取ったことがある」と回答。また、「自らPPAPを送付した」という人は56.6%に上るなど、多くの会社でPPAPが商習慣となっている実態が明らかに。

PPAPを送る理由を聞くと、「会社の規則やルールで指定されているから」(56.2%)や、「セキュリティ上有意義だと思うから」(41.3%)が上位にあがった。

  • 社内の無駄な商習慣を無くすために重要だと思うこと

    社内の無駄な商習慣を無くすために重要だと思うこと

最後に、社内の無駄な商習慣を無くすために重要だと思うことを聞いたところ、「経営陣の意識改革」(47%)が最も多く、次いで「社内ルールの抜本的見直し」(41.4%)、「自分自身のITリテラシー向上」(26%)と続いた。