再び“沼”で話題の松下洸平、ブレイクも実感は…「理想像に全然追いつけてない」

――『スカーレット』の「#八郎沼」に続き、今回は「#あおちゃん沼」も話題になりました。ブレイク後、心境の変化はありましたか?

ドラマを見てたくさんの方が僕のことを知ってくださったとは思いますが、相変わらず街に出ても声をかけられることは全くないので(笑)、正直、実感はないんです。なので、逆に「すいません!」って感じです。

――ただ、人気が出ても、松下さんは浮き足立つことなく、常にフラットな印象を受けますが、何かご自身で心掛けていることはありますか?

そう言ってくださるのはありがたいのですが、僕は本当にまだまだというか、自分が思い描いている理想像に全然追いつけてなくて、だからこそ現状を冷静に見て、一歩一歩確認しながらやっているだけです。

――2020年はコロナ禍での1年でしたが、松下さんにとってはどんな年になりましたか？

いろんなことに気づかされた1年でした。今年の春までオンエアされていた『スカーレット』は、僕にとっての宝物ですし、その後の人とのつながりもそうです。ものを作ってく上では制限されたことがたくさんありますが、その中でいかに楽しんでもらえるかをたくさん考えた1年でした。

僕は絵を描いたり、歌を歌ったりと、いろいろと好きなことをやらせていただいてますが、それらは僕の中から生まれるものなので、僕自身は焦らず、そして妥協せずに、結果を出せるようにやっていけたらと。それは、毎年スローガンに掲げていることですが、来年は今年以上に、1つ1つを丁寧に作っていけたらいいなと思っています。