Kyashは12月8日より、デジタルバンキングアプリ「Kyash」において、銀行口座などから入金した残高に対し、年利1%を還元する「残高利息」のサービスを提供する。

  • 株式会社Kyash記者発表会にて取材。左から鷹取真一 代表取締役、椎野孝弘 最高技術責任者

デジタルバンキングアプリ「Kyash」は、銀行口座やクレジットカード、デビットカードに登録することで、Visaオンライン加盟店で買い物ができるサービス。

これまで有していた「決済」「送金」機能に「残高利息」が加わることで、銀行口座、セブン銀行ATM、コンビニ、ペイジーから入金された残高に対して、年利1%のKyashバリュー(現金引き出しができない残高)が毎月付与される。

条件は「毎月1回以上の決済をしていること」(12月はリリース記念として本人確認アカウントの保有者であれば誰もが利用可能)、残高計算は日次計算となるほか、供託により残高保障もされる。

リリースの背景には、コロナ禍により個人の貯蓄額が増加している一方で、預金金利は低水準が続いている現状があるとのこと。

Kyashの鷹取真一 代表取締役は「支払うことをもっと便利に楽しく、貯めることをもっと簡単でうれしいものにしていきたい」とコメントしている。

同社は12月17日に支出をカテゴリ別に管理できる「カテゴリ機能」も追加予定。今後は与信・融資、支出管理、投資・保険、事業主用、ペイロール、ローン、クーポンなどのサービスも展開していく見込みとしている。