歌手・米津玄師の最新アルバム『STRAY SHEEP』のラストを飾る楽曲「カナリヤ」のミュージックビデオが19日、米津のYouTubeチャンネルで公開された。
監督は『誰も知らない』『そして父になる』『海街diary』のほか、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを受賞した『万引き家族』など多数の作品で世界的に高い評価を得ている映画監督・是枝裕和氏が務めた。是枝監督がミュージックビデオを手がけるのは約4年ぶりで、米津とは初タッグとなる。
「カナリヤ」は、“いいよ”というフレーズが印象的な、今を生きる人たちを優しく肯定するような楽曲となっており、是枝監督がその世界観を余すことなく映像化。是枝作品にも馴染み深い蒔田彩珠(『海よりもまだ深く』『三度目の殺人』『万引き家族』に出演)や、舞踏家で俳優としても活躍する田中泯などのキャストが出演し、3世代にわたる男女の物語が折り合う、短編映画のような作品に仕上がった。
なお米津は、アルバム『STRAY SHEEP』の収益の一部をカナリヤ基金を通じ、コロナ禍で困窮している人々に寄付していくと発表している。