センシティブとは主に「敏感な」という意味をもつ形容詞ですが、文脈によって、またそれが示す対象によって意味が異なってきます。ビジネスシーンでよく使われる言葉だからこそ、センシティブの意味や正しい使い方についてしっかりと確認しておきましょう。

  • 小型パソコンの画面に指を触れている写真

    センシティブを正しい文脈で使えるようになりましょう

センシティブの意味

センシティブ(sensitive)とは、「感じる」という意味をもつ「センス(sense)」から派生した形容詞で、「敏感な」「感じやすい」あるいは「過敏な」「傷つきやすい」といった意味を持ちます。

もともとは英単語であるものの、外来語として日常生活やビジネスシーンにおいても頻繁に使われる言葉です。

  • 橋の見える芝生で座る男性

    センシティブの意味

センシティブとナイーブとの違い

ナイーブ(naive)は、「世間知らずな」という訳があてられることが多く、基本的にはネガティブな文脈で用いられる言葉であるのに対し、センシティブは「においに敏感である」といった意味でも用いられるため、必ずしも否定的な意味で用いられるわけではありません。

センシティブとデリケートとの違い

デリケート(delicate)は、主に「繊細な」といった意味合いを持つ英単語であり、外来語としてセンシティブと同じような意味合いで用いられます。

しかし、この2つの言葉を常に同じ文脈で使えるとは限りません。たとえば、英語で「デリケートな肌」と言えば柔らかい肌を意味します。

他方で、センシティブという言葉が使われた場合は、「傷つきやすい」というネガティブなニュアンスになり、敏感肌を意味します。

センシティブの正しい使い方

センシティブという言葉は使われる場面によって異なる意味をもつため、文脈に応じた使い方が必要です。以下ではセンシティブの正しい意味と、その使い方に柔軟に対応するための方法を紹介していきます。

内容に関して使う場合

「センシティブ」には、取り扱いに注意や慎重さが求められるという意味があり、ビジネスシーンではしばしばこのようなニュアンスで用いられます。たとえば、個人情報に関わる案件や機密性を伴う事柄に関しては「センシティブである」という表現がなされます。

人物に対して使う場合

ある人物の性格や特徴についてセンシティブという言葉を用いる場合、「感性が鋭い」というポジティブな意味をもつこともあれば、「神経質」「傷つきやすい」というネガティブな意味をもつこともあります。

後者のように否定的なニュアンスをもつ場合も多いため、人物に対してセンシティブと表現する際には注意が必要でしょう。

  • 手帳の上にペンとスマホが置かれている

    センシティブの使い方についてチェックしましょう

センシティブの類義語・対義語とは

ここまでみてきたように、センシティブはシチュエーションや対象物によって意味合いが異なります。センシティブという言葉への理解を深めるために、以下ではその類義語と対義語についても確認しておきましょう。

センシティブの類義語は「神経質」「繊細」

センシティブは「神経質」「繊細」といった言葉と同じニュアンスで用いられます。たとえば、他人の視線や評価を気にしすぎるあまりすぐに傷ついてしまう人物について、「センシティブな性格をしている」と表現するでしょう。

他方で、「感受性が強い」という中立的あるいは肯定的な意味でも用いられる言葉であるため、文脈に応じて類義語を選ぶことが必要です。

センシティブの対義語は「鈍感」「無神経」

センシティブと反対の意味をもつ言葉として、「鈍感」「無感覚」といったものが挙げられます。たとえば周囲の評価や他人の感情について深く考えない人物ならば、センシティブとは正反対の性格をしていると言えるでしょう。そのため、「デリカシーがない」「無神経」といった表現もセンシティブの対義語になります。

  • 風船の中にいる女性

    センシティブの対義語や類義語について知りましょう

センシティブの意味を理解し正しく使おう

センシティブはビジネスシーンでよく用いられる言葉ですが、内容・事柄を指すのか、あるいは人物について指すのかによって意味合いが異なってくることに注意が必要です。

また、肯定的な文脈で使われることもあれば否定的なニュアンスで用いられることもあります。センシティブの意味や正しい使い方を知り、ビジネスシーンで柔軟に対応できるようになりましょう。