映画『罪の声』(10月30日公開)の大ヒット舞台挨拶が11日に都内で行われ、小栗旬、星野源、宇野祥平、原菜乃華、土井裕泰監督が登場した。

  • 左から小栗旬、星野源

    左から小栗旬、星野源

同作は塩田武士の同名小説の実写化作。新聞記者の阿久津英士(小栗)は、昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、残された証拠を元に取材を重ねる。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野)は、父の遺品の中にカセットテープを見つける。何となく気に掛かり再生すると聞こえてきたのは、幼いころの自分の声。それは30年以上前に複数の企業を脅迫して、日本中を震撼させた昭和最大の未解決事件で犯行グループが使用した脅迫テープと全く同じ声だった。

すでに50万人を動員するなど、大ヒットの同作。小栗と星野の仲の良い様子に、観客から「互いに直して欲しいところは?」という質問が飛ぶと、小栗は「ないですね〜。いつも僕は源ちゃんに迷惑をかけてきた人間なので……」と苦笑し、星野は「そんなことないよ!」と否定する。しかし「たまに深夜にLINEをポッてくれて、『元気?』みたいな。いわゆる飲みの誘いかな? と思って『元気だよ』と返事すると、返ってこなかったり……」と指摘。「生存確認」と笑う小栗に、星野は「もうちょっとキャッチボールしない? というくらいかな」と直して欲しいところを明かした。

さらに「今度2人で共演できるとしたら?」という質問には小栗が「今度はコメディみたいなのやりたいね。年齢的に2つ違うので、兄弟もできるんじゃないかと思っていて、ホームコメディをやりたい」と希望し、星野も「いいですね。じゃあ土井さんお願いします」と監督に頭を下げた。

また俳優志望の若者が「若い時の夢、努力してきたことは?」と質問すると、「高校生のときくらいにはなんとかして俳優になりたいなと思っていたので、今現在も夢の途中」(小栗)、「小学校低学年の時に『ブルース・ブラザース』という映画を観て、『あっち側に行きたい』と思った。今の原型があるのかな」(星野)、「映画が好きで、何かになりたいというわけではなかった」(宇野)、「10歳の時は、アイドルが主人公のアニメにハマっていたので、アイドルになりたかったです」(原)と、それぞれ夢を明かす。

しかし「これまでの努力」については「う〜ん」と長考。小栗が「努力なのかもしれないけど、あんまり努力と思ってやってきた感じがないんだよなあ」と答えると、星野が「かっこいい!」と称賛する。小栗は「でしょう? いまのはかっこいいと思って言ったから」と喜び、星野は「いいよね。かっこいいと思って言って許されるんだから」とつっこんでいた。