ひき逃げの疑いで先月29日に逮捕され、30日に釈放された俳優・伊藤健太郎が主演を務めた映画『十二単衣を着た悪魔』の公開記念舞台挨拶が7日、都内で行われ、監督を務めた黒木瞳をはじめ、三吉彩花、村井良大、笹野高史が登壇した。

  • 黒木瞳監督

黒木監督は「昨日、11月6日に初日を迎えました。この作品をご覧いただいた全国のみなさん、そして、たった今ご覧いただいたみなさん、本当にありがとうございました」と感謝。「スタッフのみんな、出演者のみんなに支えられて作品を完成することができました。映画はそのあとはお客様が育ててくださるものです。ですから、今日は本当に映画をご覧になってくださってありがとうございました!」と感謝の言葉を重ねた。

同作は脚本家・小説家の内館牧子氏による長編小説『十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞』が原作。自信を失ったネガティブ男子のフリーター・雷(伊藤健太郎)が『源氏物語』の世界の中へタイムスリップし、そこで出会った弘徽殿女御(三吉彩花)によって次第に変わっていくという物語だ。

伊藤の逮捕後、同作の公式サイトで「逮捕されてからの数日間、事実確認をしながら、関係各所と本作品公開についての協議を重ねて参りましたが、昨日10月30日の夕刻に釈放されたことを受け、予定通り11月6日より全国の劇場にて公開させて頂く運びとなりましたことを、ここにご報告申し上げます」と発表していた。