冠婚葬祭のマナーって、何が正しいのか、何故そうしなくてはならないのか、分からないことって多いですよね。実は今、法事のタイツに関するある女性のつぶやきと、それに対する僧侶の返答がツイッター上で話題となっています。

  • ※画像はイメージです

それが、楢葉こーきさん(@COKI_ing)が投稿したこちらのツイートです。

例の件と話はズレるけど、喪服の時のタイツは透けてなきゃダメ、みたいなの決めた人はバカなのかな?て思う
30デニール以下って何?
何目線なの???
喪にふくすこととタイツの透け感関係ある??????????

冬の!!!法事は!!!!!!!寒いんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(@COKI_ingより引用)

この投稿を見た人からは、「激しく同意です」「田舎の雪深い寺で 30デニールなんて無理…」「ほんと凍え死ぬよ。。。ふざけるなー!!」と共感の声が続々と寄せられていました。

楢葉こーきさんによると、面と向かって言われたことはないものの、冠婚葬祭マナーを記しているサイトなどで、細かく意味不明なマナーがたくさん出てきてうんざりすることが多いのだとか。そして「ただただ、冬場の法事は足元が寒くていつも死にそうです……」と話していました。

また、今回のツイートが話題になっていることについて聞くと、「こんなに反応が来るとは思わず驚いてます。共感してくださる反応が多くて、同じように感じてる方が沢山いたのだなぁと……。バズの力で謎マナーが無くなり、意味のある守られるべきマナーに則った冠婚葬祭になればいいなと思います」とのことでした。


さて、ツイッター上では、楢葉こーきさんのこの叫びに対し、僧侶の六尺法師さん(@6SYAKU_HOUSHI)が返答した言葉が注目を浴びています。

僧侶として申しますと、タイツのデニールがいくつだろうと全く問題ありませんのでご安心下さい。お決まりの「マナー講師こと失礼クリエイター」さん方の余計なお世話です。無視して下さい。これからの季節は冷えますので、ぜひ暖かいお召し物でご参列下さい。寒そうだと仏さまも心配されるでしょう。(@6SYAKU_HOUSHIより引用)

この投稿に読者からは、「ありがとうございます! 」「救われる」「最高の答え」「今法事に向かうところですが、あまりの寒さに240デニール履いてきました。安心して行ってまいります」と感謝と賞賛の声が殺到。

六尺法師さんにもお話を聞いてみると、「仏事の多くは儀式ですので、最低限のマナーは必要で然るべきですが、ソレ自体が『苦』になってしまってはいけません」とのお言葉が。その通りだと思います。

仏事の多くは儀式ですので、最低限のマナーは必要で然るべきですが、寒さに震えていては、故人を偲び、静かに送り出してあげることも出来ませんよね。大事なのは故人を弔う気持ちではないでしょうか。寒くなるこれからの季節は、暖かい服装と温かい心で参列しましょう。