育児の正解って何だろう……。そんな悩みを抱いている人も多いのではないでしょうか。実は今、そんな悩みを解決してくれるかもしれないある投稿が、ツイッターで話題になっています。

それが、佐川・抜け首・なんさん(@nankuru28)が投稿したこちらのツイートです。

  • ※画像はイメージ

4歳児ぐらいの、賢いタイプと「話し合いをする時のコツ」を教えましょう。
向き合ってはいけません。
こちらの表情の変化から最適解を導き出そうとします。
それは「自分の中の答え」と違ってしまう場合が多い。
抱っこするなら「外向き抱っこ」がオススメですよ。
(@nankuru28より引用)

佐川・抜け首・なんさんがこの考えに至ったのは、友人の子供(4歳)と話をしたときのことだそうです。その子が「顔色見るのも、喜ばれそうな言葉を選ぶのもとても上手だった」とのこと。確かに、大人の顔色やその場の空気を瞬時に察知できちゃう頭の回転が速い子、っていますよね。

この投稿を見た人からは、「目から鱗」「学びの連続」「とても為になります!」と感動の声が多数寄せられました。

また、「あー!素直に打ち明け話してくれるのはいつもドライブ中だったわ!そーいうことか」「夜、灯りを消して布団に入ってからの方が娘が素直に本当の気持ちを話せる気がしていたけれど、これだゎー」など、我が子の行動に思い当たる節がある人も次々と現れ、中には、自分の体験談とともに見解を示す人も。

そんな読者からのコメントをいくつかご紹介しましょう。

「これね、2歳の長男ですらもう親の顔色見てどう答えようか反応みてるのわかるんだよね、、私みたいな母親の意向完全察しマシーンになるとその時は良くても自分の人生を生きれなくなる。子供たちには『自分の中の答え』を大切にしてほしいな」

「今まではぶつけてくる主張を向き合ってガッチリ受け止めていたけど、ここ最近はこっちに顔を向けなくなった理由をぼんやり考えていた。ぼんやりがスッキリした感じ。私からの圧をかわしつつ、自分の気持ちを出そうとしていたんだなぁ。自分で立とうとしているのかもな」

「自分が親や他人の顔色をみ見るタイプで苦労してるから、娘にはそうなってほしくないと思ってた。だから、彼女の意見を聞き逃さないように、目を見て話すことが大切だと思ってた。けど、子どもたちはきっと私たち親の喜ぶ顔を期待する。そっちを優先して自分の素直な気持ちに蓋をするかもしれない」

どのコメントからも、子どもに対する愛情が伝わってきます。

ツイートの中に、「子どもとは必ず向き合って目線を合わせて話すを幼児教育学科で叩き込まれた私からしたら目から鱗の連ツイでした…」とあったように、少なくとも日本の社会では、親も教育者も「子どもの目を見て話しましょう」「子どもの目線の高さに合わせましょう」と言われ続け、それが正しい育児・教育であるという風潮が出来上がっているように思います。

そう学んできた我々大人にとって、この「向き合ってはいけません」という一文は、何とも新鮮なフレーズです。子どもの数だけ育児の正解があって当然、時には向き合い、時には向き合わないという向き合い方でもって、子どもの本心を聞き取れる大人でありたいですね。

最後に、今回のツイートが反響を呼んでいることについて聞いたところ、「みんないろいろ大変なことを抱えてるよね!ヒントになったんならいいな、です」と話していました。

なお、この投稿には続きがあります。佐川・抜け首・なんさん曰く、「向き合ってはいけません」というアドバイスは、大人の世界でも同様なのだとか。特に、モラハラなどに悩んでいる人がいらっしゃいましたら、是非読んでみてくださいね。