歌手・米津玄師の「感電」MV公開時に行われたYouTube公開企画が、国内のクリエイティブアワード「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」内の「メディアクリエイティブ部門」にてグランプリ・総務大臣賞を受賞したことが発表された。
「感電」は、TBS系ドラマ『MIU404』の主題歌として米津玄師が書き下ろした楽曲。MV公開にあたり、7月10日17時、米津玄師オフィシャルYouTubeチャンネルの全ての動画サムネイルが「404 NOT FOUND」という画面に切り替わり、4:04尺の映像が出現。404動画と概要欄には、2種類の羊の絵文字が記載され、ユーザーからは暗号の意味を考察するコメントが続々と寄せられた。
2種類の羊の絵文字は「モールス信号」の法則に則り「メールス信号」として、『K-A-N-D-E-N-M-V-2-3-0-0-K-O-U-K-A-I-D-E-S-U』=「感電」MV23:00公開です、というMV公開時間の予告をしたもの。動画の意味に気がついたユーザーの投稿などでSNSは盛り上がり、「モールス信号」「感電のMV」などがトレンド入りした。
その後、22時よりドラマ『MIU404』の放送を経て、23時に「感電」MVが初公開されると、自身最速となる1時間50分で100万再生突破という快挙を打ち立てた。現在も、9,000万回を超えなお再生数は伸び続けている。
本企画は、ブランデッド・コミュニケーション部門A(デジタル・エクスペリエンス)にてゴールドを、ブランデッド・コミュニケーション部門B(プロモーション/アクティベーション)においてもブロンズを合わせて受賞し、計3つの賞を受賞。
過去MVを公開する際に先行上映イベントを実施してきたが、今回は社会情勢に鑑みてオンラインでの企画に初挑戦した。米津は「今まではリアルでやっていた事を、オンラインでやれた事に意義があったと思います」と感想を述べている。