アットホームはこのほど、「首都圏における「新築戸建」の価格動向(2020年9月)」を発表した。対象データは、不動産情報サイト「アットホーム」で消費者向けに登録・公開された新築戸建。アットホームラボが調査・分析を行った。

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同調査の対象エリアは、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市/他)。同調査では、不動産情報サイト「アットホーム」で消費者向けに登録・公開された新築戸建上記対象データの「1戸あたりの登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記している。

首都圏の新築戸建の平均価格は3,956万円で、前月比+0.6%と上昇した。首都圏8エリアで最も高い平均価格は東京23区の5,555万円、最も低い平均価格は千葉県西部を除くその他の地域で2,913万円。首都圏8エリアすべてで前月の価格を上回っている。千葉県は前月に続いて、全エリアで2017年1月以降の最高額を更新した。

  • 新築戸建 首都圏8エリアにおける価格・建物面積・土地建物

首都圏8エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)を見ると、平均価格は、東京都と横浜市・川崎市は前年同月と比べて下落、神奈川県他と埼玉県、千葉県は同上昇となった。

  • 首都圏8エリアの平均価格(前年同月比)

その中でも、千葉県他は同+6.3%と大幅に上昇しており、平均価格指数の推移グラフを見てもその動きは顕著で、2020年5月以降も伸張している。

  • 首都圏8エリア 平均価格の推移(2017年1月=100)