バーガーキングといえば、ファストフード大国であるアメリカをはじめ、世界100カ国以上において約18,000店舗を展開している世界的なハンバーガーチェーンだ。

国内での店舗数は100店舗ほどそこまで多くはないが、パティを鉄板ではなく直火で焼く方式や、ハンバーガーを「HAVE IT YOUR WAY(お好み通り)」にアレンジできるサービスなどで存在感を放っている。とくに、そのボリューミーなハンバーガーには熱心なファンが多いようだ。

となると、どうしても栄養バランスやカロリーが気になるのが正直なところ。そこで本稿では、バーガーキングのメニューのカロリーをまとめてみた。

※商品名、価格、カロリーなどの情報は2023年9月時点のものです

  • 店舗数世界第2位を誇る「バーガーキング」、そのハンバーガーの大きさと旨さも規格外だ

    店舗数世界第2位を誇る「バーガーキング」、そのハンバーガーの大きさと旨さも規格外だ

ワッパーの高カロリーランキング

まずは、主力商品である「ワッパー」のカロリーを見てみよう。

順位 商品名 エネルギー 価格
1位 ダブルタルタルシュリンプワッパー 1,024kcal 1,290円
2位 ダブルワッパーチーズ 986kcal 1,040円
3位 ダブルトムヤムシュリンプワッパー 933kcal 1,290円
4位 クアトロチーズワッパー 804kcal 790円
5位 タルタルシュリンプワッパー 793kcal 940円
6位 ワッパーチーズ 731kcal 690円
7位 アボカドワッパー 713kcal 790円
8位 トムヤムシュリンプワッパー 701kcal 940円
9位 スパイシーワッパー 668kcal 640円
10位 テリヤキワッパー 664kcal 640円
11位 スモーキーBBQワッパー 655kcal 640円
12位 ワッパー 653kcal 590円
13位 ダブルワッパーチーズジュニア 561kcal 640円
14位 クアトロチーズワッパージュニア 490kcal 530円
15位 タルタルシュリンプワッパージュニア 479kcal 590円
16位 ワッパーチーズジュニア 448kcal 450円
17位 アボカドワッパージュニア 447kcal 530円
18位 トムヤムシュリンプワッパージュニア 434kcal 590円
19位 スパイシーワッパージュニア 418kcal 450円
20位 テリヤキワッパージュニア 414kcal 450円
21位 スモーキーBBQワッパージュニア 410kcal 450円
22位 ワッパージュニア 409kcal 400円

同店では、大型ハンバーガーを「ワッパー」(Whopper)と呼んでいる。ワッパーは直径約13cm、高さ約5cmとサイズも王者の風格と言えるだろう。

1位の「ダブルタルタルシュリンプワッパー」は、ガーリックシュリンプ4尾が入った「タルタルシュリンプワッパー」のパティが2枚入り。特製タルタルソースが全体をまろやかにまとめている。えびとパティの両方が楽しめるというぜいたくな一品で、カロリーも1,024kcalとかなり高め。

2位の「ダブルワッパーチーズ」(986kcal)は、定番の人気メニューである「ワッパーチーズ」のパティを2枚に増量したもの。これ一品で1,000kcalに迫るハイカロリーでボリュームのあるハンバーガーとなっている。

4位「クアトロチーズワッパー」(804kcal)は、味わいや食感の異なる4種類のチーズを使用し、直火でジューシーに焼き上げたビーフパティに合わせたワッパー。フレッシュなレタス、トマト、スライスオニオン、マヨネーズと一緒にバンズでサンドしている。

これらのメニューを始め、同店のハンバーガーは注文を受けてからのオーダーメイドで、ビーフパティを直接火で焼いて料理する「直火焼き方式(Flame-Grilled) 」を採用。この過程を通じて余分な脂は除去され必要な肉汁はため込み、ジューシーでスモーキーなパティに仕上がる。

バーガー・ホットドッグの高カロリーランキング

順位 商品名 エネルギー 価格
1位 ビッグベット 980kcal 1,190円
2位 ビッグチキンフィレ 930kcal 590円
3位 ビッグチキンフィレ デラックス 811kcal 690円
4位 ダブルベーコンチーズ 553kcal 550円
5位 ダブルチーズバーガー 517kcal 460円
6位 ハッシュ&BBQバーガー 455kcal 420円
7位 スパイシーチキンバーガー 433kcal 350円
8位 タルタルチキンバーガー 429kcal 350円
9位 スモーキーテリヤキバーガー 401kcal 350円
10位 フィッシュバーガー 382kcal 400円
11位 チーズバーガー 364kcal 280円
12位 BBQ&チーズ ホットドッグ 343kcal 480円
13位 クラシック ホットドッグ 301kcal 430円

1位は、バーガーキングの自信作「ビッグベット」の980kcal。直火焼きパティが2枚とシャキシャキのレタス、玉ねぎスライス、ピクルス、チーズなどが入ったバーガー。しっかりとした味わいのオーロラソースがかかっており、満足感の高い一品だ。

3位に入った「ビッグチキンフィレ デラックス」は、バンズからはみ出るほどの巨大鶏むね一枚肉を使用したチキンパティが特徴的な一品。他にもフレッシュレタスやトマト、オニオン、ピクルスをサンドし、マスタードとケチャップで味付けされている。ワイルドにかぶりつきたいサイズ感だ。

サイドメニューの高カロリーランキング

続いて、「サイドメニュー」のカロリーを調べてみよう。

順位 商品名 エネルギー 価格
1位 フレンチフライ L 438kcal 370円
2位 チキンナゲット(8ピース、ソース抜き) 377kcal 350円
3位 キンナゲット 極辛Z(8ピース、ソース抜き) 352kcal 410円
4位 フレンチフライ M 306kcal 320円
5位 チリチーズフライ 295kcal 400円
6位 チキンナゲット(5ピース、ソース抜き) 236kcal 230円
7位 チキンナゲット 極辛Z(5ピース、ソース抜き) 220kcal 270円
8位 オニオンリング 218kcal 350円
9位 フレンチフライ S 216kcal 180円
10位 アップルパイ 195kcal 140円
11位 スナックチキン 135kcal 180円
12位 ハッシュブラウン 116kcal 140円
13位 シーザーサラダ(ドレッシングあり) 111kcal 370円

ポテト系メニューのカロリーは

バーガーキングでもやはり、ハンバーガーの定番サイドメニューであるフライ系のポテトが1位に輝いた。1位「フレンチフライ L」は438kcalと、これだけでジュニアサイズのワッパーに匹敵するカロリーとなっている。

2位「チキンナゲット(8ピース、ソース抜き)」(377kcal)は、5ピースのサイズもある。ソースは「ハニーマスタードソース」(33kcal)か「バーベキューソース」(29kcal)から選べる。

5位「チリチーズフライ」(295kcal)は、11種類のスパイスとゴロゴロ食感のビーフ100%ひき肉を使用した本格チリビーンズソースに、コクのあるチェダーチーズを合わせたリッチな味わいが楽しめる。

デザート(スイーツ)の高カロリーランキング

最後は、「デザート」の高カロリーランキングを見てみよう。

順位 商品名 エネルギー 価格
1位 わたくしのスイート芋パイ 226kcal 220円
2位 プレミアムサンデー チョコ&コーヒー 201kcal 220円
3位 サンデー チョコレート 190kcal 190円
4位 サンデー ラスベリー 184kcal 190円
5位 カップソフトクリーム 163kcal 190円
6位 フロートドリンク メロンソーダ 151kcal 270円
7位 フロートドリンク コカ・コーラ 145kcal 270円
8位 フロートドリンク アイスコーヒー 92kcal 270円
9位 フロートドリンク コカ・コーラゼロ 91kcal 270円

同店のデザートメニューは、大きく分けて「フレーバーサンデー」と「フロートドリンク」、そして「カップソフトクリーム」の3種類となる。他のチェーン店ではよく見られるシェイク系のメニューを扱っていないのも特徴的だ。

それらとは別に1位になったのは「わたくしのスイート芋パイ」の226kcal。徳島県産「なると金時」のほくほくとした甘みを生かした一品で、カルダモンなどのスパイスが隠し味。コーヒー入りの少しビターなパイ生地など、大人好みの味わいとなっている。

バーガーキングのカロリー高い順ランキング

今回紹介した全メニューの中からカロリーが高い順に並べると、トップ10は以下のランキングとなった。

順位 商品名 エネルギー
1位 ダブルタルタルシュリンプワッパー 1,024kcal
2位 ダブルワッパーチーズ 986kcal
3位 ビッグベット 980kcal
4位 ダブルトムヤムシュリンプワッパー 933kcal
5位 ビッグチキンフィレ 930kcal
6位 ダブルシュリンプワッパー 898kcal
7位 ビッグチキンフィレ デラックス 811kcal
8位 クアトロチーズワッパー 804kcal
9位 タルタルシュリンプワッパー 793kcal
10位 ベーコンチーズワッパー 767kcal

バーガーキングのカロリー低い順ランキング

今回紹介した全メニューの中からカロリーが低い順に並べると、トップ10は以下のランキングとなった。

順位 商品名 エネルギー
1位 フロートドリンク コカ・コーラゼロ 91kcal
2位 フロートドリンク アイスコーヒー 92kcal
3位 シーザーサラダ(ドレッシングあり) 111kcal
4位 ハッシュブラウン 116kcal
5位 スナックチキン 135kcal
6位 フロートドリンク コカ・コーラ 145kcal
7位 フロートドリンク メロンソーダ 151kcal
8位 カップソフトクリーム 163kcal
9位 サンデー ラスベリー 184kcal
10位 サンデー チョコレート 190kcal

バーガーキングのカロリーが高いものと低いものランキングのまとめ

ここまでバーガーキングの定番メニューを、高カロリーのものを中心に見てきたがいかがだったろう。特にバーガー類のインパクトの大きさに衝撃を受けた人も多いかもしれない。

ランキング上位圏にあるバーガー類+サイドメニュー+デザート(スイーツ)の組み合わせを今回も考えてみよう。「ダブルタルタルシュリンプワッパー」(1,024kcal)+「フレンチフライ L」(438kcal)+「プレミアムサンデー チョコ&コーヒー」(201kcal)の合計で、なんと1,663kcalに。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」における身体活動レベルが普通の18~29歳男性の一日の推定エネルギー必要量2,650kcalに当てはめると、これ一食で実に60%を超える。

もちろん同店にはワッパー以外にも、比較的「おとなしめのカロリー」のメニューもあり、普通の食事を摂ることも可能だ。だが、SNSの書き込みなどを見ると、「バーガーキングの魅力はその高カロリーにこそある」と考えている人も多くいる。バーガーキングに赴く際には背徳感を覚えながら、ワッパーに盛大に食らいつくのが正解なのかもしれない。