タレントのみのもんたが、あす25日に放送される読売テレビのバラエティ番組『朝からみのもんた』(毎週日曜6:30~ ※関西ローカル)で、免許返納を語る。

  • みのもんた=読売テレビ提供

昨年の誕生日の免許更新の際に行った高齢者向け講習会で「あ、僕の運動神経ももうここまでだな、事故を起こしちゃいけないな」と思って返納したというみの。

講習会の会場に入ると、拍手喝采で迎えられたが、みんなで信号の色に合わせてアクセルとブレーキを踏み分ける試験をしたところ、どの色のときにどのペダルを踏むのか「足が無茶苦茶になった」のだそう。さらに、次の試験は「もっとひどかったよ」と振り返る。

「スーパーマッケット、コンビニのセットが作ってあって、店の入り口の前が歩道になっていて、15センチくらいの段差があるわけ」という状況で、試験官からその段差を乗り上げるよう指示をされ、「乗り上げたらすぐブレーキを踏まないと突っ込んじゃいますよ」と注意されたが、みのはアクセルを踏み込んだ瞬間、段差を乗り越えてそのまま店に突入。「あ、私はやめるべきだ。あっさりと。いい勉強でした」と、自主返納することにしたのだという。

「あれはね、やっぱりね、とっさの反射神経がはっきり言って鈍いんです。お年を召した方、約半分ぐらいの方は『俺はまだまだ』と言いながら鼻水垂れてるのに気がつかない」。ズボンのチャックが下がっているのに気がつかない人もいるそうで、「トイレに行って帰ってくると、ここがみんなびちょびちょに濡れている」という。

実際、みのもそうなることがあるそうで、「だから私はさっきトイレに行って濡れたんで、ドライヤーで乾かしたら、メイクさんが飛んできて『そのドライヤーで乾かさないでくれ!』って」とニヤリ。そして、「年を意識するってのは難しいことです」としみじみ語る。

ちなみにみのは車好きで「これはよかったと思う車は、下取りに出さずに全部取ってある」とのことで、現在も4台の車を所有。「免許がなくなって寂しいですね。でもときどきハンドル握ったりしますよ。運転席に座ってね。ときどき磨いてあげたりしますよ」と我が子を愛しむような目で語る。車検もすべて通しているという。

「眺めたり、じーっと思い出を噛みしめたりね。プラモデルだったら200台くらいある」と話すみの。「乗るってことが好きなんですよね。それである一定の歳になったら、今度は乗せるのが好きになってね。……乗ったり乗せたり、いいもんですよ~」と、最後にニヤリと笑う。