おすすめの電気代節約術

季節や地域によって光熱費に差はありますが、光熱費は生活に欠かせないからこそ、少しの工夫で無駄をなくして節約することが大切です。

■電力会社やプランを見直す

2016年に電力、2017年には都市ガスの小売全面自由化が行われました。これにより、電気・ガスを同じ事業者で組み合わせたプランも増えています。

各事業者のウェブサイトでは、料金をシミュレーションできるところがありますので、定期的に自分のライフスタイルに合ったプランに見直すことをおすすめします。また、電力会社と契約したアンペア数が、家族構成や電気の使い方に合ったアンペア数になっているかも確認してみましょう。

■家電の使い方を見直す

家電は、スイッチを入れずにコンセントをつないでいるだけで、電力を消費しています。経済産業省・資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」(2015年夏版)によると、1世帯あたりの待機時消費電力量は平均で228kWh/年、年間で約6,160円もかかっていることになります。

決して小さな金額ではありませんので、家電の使い方を見直して節電を心掛けましょう。使わないときは機器本体の主電源スイッチをオフにする、節電タップを利用するといった方法がおすすめです。

また、夏の冷房時の室温は28℃、冬の暖房時の室温は20℃を目安に設定し、扇風機やサーキュレーターを併用することで節電につながります。

常時電源を入れている温水洗浄便座は、出掛ける前や就寝前に節電モードに切り替えるといいでしょう。使わないときは便器のフタを閉めておくだけでも、年間約940円の節電になります。

  • 家電の使い方を見直すことで、光熱費の節約につながります

    家電の使い方を見直すことで、光熱費の節約につながります

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■省エネ家電に買い替える

家電の省エネ性能は年々進化していますので、10年以上使った家電を省エネ家電に買い替えることで、電気代を節約することができます。

古くなった照明やエアコン、冷蔵庫などは、見た目では判別できないところが劣化している場合もありますので、壊れる前に買替えを検討してみることもおすすめです。

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■家電をこまめに掃除する

家電は、静電気などでほこりが溜まりやすい物です。経済産業省・資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド 春夏秋冬」(2017年)によると、照明器具のかさやカバー、テレビの画面などもこまめに掃除をすると、節電につながります。

例えば、テレビの明るさを調節できる場合は、調整前に画面のほこりを拭き取りましょう。テレビ画面(32型)で明るさを最大から中間にするだけで、年間約730円の節約になります。また、エアコンは月に1~2回フィルター掃除をすると、年間で約860円分の節約につながります。

■オール電化にして、太陽光発電を使う

一戸建ての住宅の場合は、オール電化にして太陽光発電システムと組み合わせることで、光熱費を抑えられる場合があります。

オール電化は昼間の電気代が割高なプランが多くなりますが、自宅に太陽光発電がついている場合、昼間にその電力を使うことで大幅な節電が可能です。

ただし、自宅に太陽光発電の設備を整える際には、初期費用がかかります。また、太陽光で発電するため、日当たりなどの条件などによって発電量は変わってきます。設置前に確認するようにしましょう。

  • ここからは光熱費の節約術について紹介します

    自宅の光熱費と平均額を比較してみましょう

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