俳優の加藤清史郎が12日、都内で行われた映画『グーニーズ』4K ULTRA HD化発売記念トークイベントに出席。3年間のイギリス留学について語った。

  • 加藤清史郎

3年間のイギリス留学を経て、今年大学生になった加藤。留学した理由は、「英語がしゃべれるようになりたい」、「イギリスの演劇に触れてみたい」の2つだと説明し、「『レ・ミゼラブル』というミュージカルに出演したときに、稽古をつけてくれた方々が全員UKチームで英語が飛び交う現場だったので、僕も英語が理解できるようになったらいいなって思ったのが最初のきっかけです」と明かした。

そして、「3年間、寮生活をしていて、朝から晩まで同じ寮生と一緒にいるという時間がすごく僕にとってかけがえのないものになって、本当に濃い3年になりました」と留学生活を振り返り、「洗濯物もお風呂も全部自分でやらないといけないという意味では新しい旅ではあったかもしれないですね」としみじみ。「料理は食堂でみんなで並んで食べるんですけど、休みの日とかにはみんなでスーパーでいろいろ買って中庭でバーベキューをしたりして。それぞれ料理の仕方とか全然違って、そこも面白かったです」と話した。

留学生活でハマったことを聞かれると、「一番はサッカーです」と答え、「部活動としてサッカーをやったんですが、対戦する相手が平均180センチ。大きな選手ばっかりで、その中でどう戦っていくかとか、すごくいい経験になりましたし、あそこまでスポーツに本腰を入れられたことがなかったので、寮の仲間たちと暇さえあればサッカーボールを蹴りにいくという生活はすごく貴重なものでした」と語った。

1985年に劇場公開された名作『グーニーズ』は、落ちこぼれ少年団“グーニーズ”の大冒険を描いたアドベンチャー映画。製作総指揮スティーブン・スピルバーグ、監督リチャード・ドナー、脚本クリス・コロンバスと、製作陣も豪華な顔ぶれで今でも根強いファンに愛されている。製作から35年の時を経て4K ULTRA HD化され、今月9日に「【初回限定生産】グーニーズ 日本語吹替音声追加収録版 4K ULTRA HD & HDデジタル・リマスター ブルーレイセット」が発売。野沢雅子、古谷徹、藤田淑子など豪華声優陣が贈る、1988年のノーカットTV放送版日本語吹替が初収録されている。

加藤は、コロナ禍のおうち時間に『グーニーズ』を初めて見たそうで、「一昔前の作品を見るようになって『グーニーズ』を見たらドハマりしました。昨日も家族で見ました」と話し、「誰もが楽しめる冒険というテーマに惹かれ、個性の強いキャラクターがケンカしたりボケ倒したりするんですけど、芯の部分にはグーニーズの友情や家を守りたいという思いが場面場面に表れているのが好きです」と魅力を語った。